登山に月経カップは使える! 条件付きでおすすめする理由と、タンポンとの使い分け

登山
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登山と生理が重なってしまったとき、これまではタンポン+山用の吸水ショーツで乗り切っていたのですが、新たに「月経カップ」を導入しました。私が使っているのは「メルーナ」のリングタイプ。

結論から言うと、タンポン以上に存在感がなく、荷物もかさばらないので快適です。ただし個室のトイレで洗える環境か、日帰り登山で経血量が多くない時に限っておすすめします。万能ではないので、使い分けについて私の考えをお伝えします。

月経カップが登山で「タンポン以上に快適」な理由

私は「生理中の登山はタンポン派」ではありますが、月経カップならではの圧倒的な快適さがあります。

異物感・膨らむ感覚が完全にゼロ

タンポンも十分に快適ですが、経血を吸って長時間つけていると、独特の圧迫感を覚えることはありませんか?
月経カップにはそれが一切ありません。素材の形状がそのままキープされるため、歩行中や、大きな段差をぐっと登る時も、つけていることを完全に忘れるほどノンストレスです。

睡眠時やお風呂の安心感が違う

つけたまま眠れるため、夜の安心感が段違いです。また、下山後の温泉や、山小屋のお風呂に入る際も、紐などが見えないため周囲の目を気にする必要がありません(※公共の場でのマナーには配慮してくださいね)。

トキシックショック症候群(TSS)のリスクが低い

タンポンで気になるのが、長時間使用によるトキシックショック症候群(TSS)のリスク。月経カップは医療用シリコンやTPE素材で作られており、タンポンに比べてTSSの発症リスクが低いと言われています。

テント泊の最強の「お守り」になる

「そろそろ生理が来そうだな」という時期のテント泊。念のために持っていくナプキンやタンポンは、数日分となると結構かさばります。
しかし月経カップなら、「これ1個」をパックに忍ばせておくだけで洗って使えるため、荷物がコンパクトになります。

山で月経カップを使うための「必須条件」

山で月経カップを快適に使うためには、超えなければならない「山のトイレ事情」があります。

「途中で外して洗えるトイレがあること」が条件

これが最大のネックです。山のトイレは個室内に手洗い場(水道)がないことがほとんど。
手が汚れた状態での脱着は不衛生ですし、かといって個室の外にある共有の洗面所で洗うのは難しいもの。

そのため、「量が多い日」や「製品の最大利用可能時間(メルーナなら最長8時間など)を超える長時間行動」により、山行の途中でカップを脱着する必要がある場合は、あまりおすすめできません。

その場合は、個室内でサッと手早く替えられて、そのまま防臭ゴミ袋に密閉して持ち帰れる「タンポン」の方が、衛生面でも精神衛生面でもおすすめです。

山の環境個人的なおすすめ
経血量が少ない日月経カップ
日帰り登山(短時間)月経カップ
長時間行動(縦走など)タンポン
トイレ環境が不安タンポン

「吸水ショーツ」とのセット使いが安心

万が一の漏れ対策や、位置がズレたときのために、アウトドアブランド(モンベルやミレーなど)の吸水ショーツとの掛け合わせおすすめです。一般的な吸水ショーツと違い、登山用のものは「汗冷えしにくさ」「通気性の良さ」が違います。

初めてなら「クラシック(標準〜やや硬め)」がおすすめ

月経カップは、挿入した後に体の中で「パッ」ときれいに開かないと、隙間から漏れてしまいます。
「痛くなさそうだから」と柔らかすぎる素材のものを選ぶと、中で潰れたままうまく開かず、装着に苦戦して漏れの原因になることも。


まずは、適度な弾力があって中で開きやすい「標準的な硬さ(メルーナなら『クラシック』)」を選ぶ方が、結果的に初心者でも失敗しにくく安心です。

私が愛用している「メルーナのリングタイプ」は、カップの底の持ち手が「輪っか(リング)」になっているため、万が一奥に入り込んでも、指を引っ掛けて確実に手前に引き寄せることができます。

サイズも小さいほうが入りやすいと思いがちですが、いっぱいになって変える頻度が増えるので、個人的には普通タイプでいいと思います。

いきなり本番の山で使うのは絶対にNG。まずは何度か生理で着脱の練習をして、自分の体での感覚を掴んでから山へ連れて行ってあげてくださいね。

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