【2026年版】登山を趣味にするメリット・デメリット。かかった費用と使える費用の目安

登山のメリット、デメリット 登山
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私は登山が趣味です。2014年から山に登り始め、気づけば10年以上が経ちました。相変わらず運動音痴で高いところも苦手、技術力もなく雪山にも行きませんが、それでも山に登り続けています。数年前より物価高で道具も大きく値上がりしてきました。

今回は2026年の視点で、登山を趣味にするメリットとデメリットをお伝えします。特に気になる「お金」の問題デメリットを乗り越える方法や、趣味に費やせる予算の目安についてまとめましたので、ご紹介します。

登山を趣味にするメリット

不器用な私でも10年以上続けてこられたのは、飽きない魅力があったからです。

登山は消費カロリーが高い全身運動

登山は活動量が非常に多いスポーツです。運動強度を示すメッツでは、バスケットボールやバドミントンを上回っています。エネルギーの消費量(カロリー)は約5時間の登山で30代女性でも1日分のエネルギーを消費するレベルです。

下半身の筋肉が付きやすく、登りでは太ももやお尻(大臀筋)、ふくらはぎ、更には下りで体幹も鍛えられます。長く歩き続けられることにつながります。

参考記事 登山の消費カロリーはどのくらい?

年齢を重ねても長く楽しめる

登山を楽しむ人は中高年が中心です。総務省が行った社会生活基本調査(※)によれば、登山・ハイキングを楽しむ人は65~69 歳の行動者率(人口に占める割合)が12.5%と最も多い結果となっています。さらに行動日数も75歳以上が最多と、年齢を重ねるごとに増える傾向が見られます。このことから、シニアになっても楽しめるのが登山の特徴といえそうです。

※出典 「平成28年社会生活基本調査」(総務省)

日常から離れ、絶景を見てリフレッシュできる

日常生活ではまずお目にかかれない景色が楽しめます。絶景を目にして呆然とすることもあれば、天狗が座るらしい木やトトロのようなトンネル、巨大すぎる岩に刻まれた謎の紋章などを目にして空想する楽しみもあります。日常の小さいことがどうでもよくなります。

ネットがつながらなくなる場所もあったり、電池の節約のために機内モードで利用することも多いので、デジタルデトックスにもつながります。

一度装備をそろえれば長く使える

初期投資は必要ですが、一度装備をそろえれば長く使うことができます。雪山やクライミングなど高度なテクニックが必要な登山でない限り、同じ装備が利用可能です。常にシーズンごとに買いなおす必要があるスポーツではありません。もちろんいい商品や素材が出ると、買いなおしたくなる気持ちもあるのですが…。

災害時に道具・装備が利用できる

自宅で停電や断水が起きても、登山の道具(ヘッドライトや浄水器、クッカー)や非常食があれば、しばらく生活ができます。

2019年に台風19号のとき、自宅近くの川の氾濫を恐れて避難しました。そのときに登山やキャンプの道具や備品が災害に役立つことを改めて確認しました。

登山のデメリット

続いて登山を趣味にする場合のデメリットをお伝えしたいと思います。

初期投資のためのお金がかかる

まず、初期投資のためのお金がかかります。私は2014年から登山を始めています。ユニクロを愛し、通販やスポーツデポ、アウトレットなど安いものを活用して購入してきたつもりでいました。かかった費用は基本装備で23万円くらいでした。

しかしこの値段は2020年頃の値段で、今は2、3割ほど価格が上昇しています。この価格上昇は2023年頃から顕著になってきた印象です。

登山用に購入したもの2020年当時の参考価格
トレッキングポール(ストック)¥23,000
バックパック(登山用リュック)¥18,000
帽子¥7,000
レインウエア/アウター¥35,000
レインウエアパンツ¥5,000
ミドルウエア¥12,000
パンツ¥19,000
Tシャツ¥9,000
長袖¥15,000
専用下着¥6,000
靴下¥3,000
サポーター¥1,000
登山靴¥40,000
サポートタイツ¥11,000
ドリンクホルダー¥1,000
サコッシュ¥3,000
クッカー¥3,000
ガスバーナー(ストーブ)¥9,000
コンパス¥3,000
ヘッドライト¥8,000
合計¥231,000

価格上昇の例

価格上昇の一例をご紹介すると、ミレーのジャケットは27%、モンベルは28%上昇しています。早めに買った方が出費が少なくて済むとも言えるかもしれません。

2020年頃(参考価格)2026年1月時点
ミレー「ストレッチジャケット」28,600円36,300円
モンベル「ステラリッジ テント2」43,000円台55,000円台
税込み。ミレーは当時の価格は山と渓谷などの商品情報参照、現在の価格は公式サイト参照。モンベルは本体+レインフライ。

登山はお金がかからないスポーツではありません。初期投資の費用はそこそこ高いです。遠征する場合は旅費もかかります。

腰痛、膝痛など怪我や故障をする可能性がある

重い荷物を背負って山道を歩くので、当然のことながら怪我や故障もあります。無理に下山して膝を痛めてからは膝用サポーターを利用することもあります。当初は爪が折れたり、靴擦れを起こしたり、マメができたりするのはしょっちゅうでした(合う靴を見つけてからはほとんどありません)。

遭難の危険性がある

これが登山の一番のデメリットではないでしょうか。どうしても自然を相手にするスポーツなので、毎年死者、遭難者も出ています。私も遭難しそうになったり強風であぶないと感じたこともありました。

熊と遭遇する可能性

日常の都市で暮らしているよりも、どうしても熊に遭遇する可能性は高まります。念のためのお守りとして、熊スプレーを購入しました。熊に遭遇した時の対策に関する動画はよくありますので、事前に勉強しておくとよいです。必要以上に怯えず、熊の出没状況を確認したり、朝一番に歩くことを避けたりするのが良いかと思います。

デメリットを乗り越えるためにできること

山岳保険に入るなど、事前準備をしっかり行う

登山計画書を提出する、山岳保険に入る、遭難したとき用の装備を用意するなどの事前準備が必要です。私はYAMAPを使い、ココヘリで登録するほか、モンベルの保険などに入っています。

普段から鍛えておく

怪我に備えるよう、普段から筋力をつけておきましょう。日常生活の中でできる範囲がいいと思います。私はエスカレーターを使わず、階段を上るようにしたり、最近では走るようになりました。自分の体力を把握し、限界を超えるような山には行かないようにしましょう。

装備を安く抑える

ワークマンやユニクロなどで安く費用を抑える方法をまず最初は考えてみましょう。1万円程度で揃えることもできます。さらにメルカリなどで中古品もありますので、ここから試してみるのもおすすめです。

買いなおすことになると、余計な出費を増やしてしまうので、最初はレンタルから始めるのがいいかもしれません。

使わない装備はすぐに売る

使わない装備をなるべく早く売ることをおすすめします。新しい素材や商品が出るとどうしても欲しくなって買い換える時があります。2つなくてもいいものは、1つ売ってしまいましょう。出来るだけ早く売ることが費用回収につながります。購入時の箱や説明書なども捨てずにとっておくと、高めに売ることができます。

趣味にかけられる予算の目安を知る

趣味にかけられる予算は、一般的に可処分所得の1割程度と言われています。総務省の家計調査 二人以上の世帯の2019年平均から仮に「教養娯楽サービス費」を趣味に使った費用とすると、3万679円で消費支出全体のうち10.5%でした。毎月の趣味では収入の1割程度までを目指すといいかもしれません。

参照「2019年家計調査報告(二人以上の世帯)」(総務省)

本来は全体にかかる費用のうち、家賃、生活費、貯金を除いた余剰分でやりくりするのが望ましいと思います。

まとめ

それでも私は登山を趣味としておすすめします。2020年頃と比べてお金がかかる趣味にはなりましたが、道具をそろえれば使い続けることはできます。

また、登山で鍛えれば筋力を維持して、健康な生活を長く続けやすくなると考えています。何よりお金には変えられない感動があります。少しずつ自分のペースで贅沢な非日常を手に入れてみませんか。