大天井岳(おてんしょうだけ)から10分ほどの距離にある、大天荘(だいてんそう)に泊まってきました。大天荘は燕山荘グループのひとつで、収容人数は150名、テントもあります。特に食事で個性の光る、印象的な山小屋でした。
外観
外観は落ち着いた色合いの、雰囲気ある建物。茶色と白のコントラストが目を引きます。
夜はランプが灯されるので、これがまたいいのです。
テント場もあります。テント場からの景色は抜群です。
内観・部屋
食堂や談話室を紹介していきます。まずは食堂の様子から。夜は喫茶室になります。
談話室の様子。漫画や本が充実していて、ずっといられる空間でした。
続いてお部屋の紹介です。
お部屋は2人部屋だとちょっと狭かったです。一人部屋はよくあるタイプで問題なさそう。ここは寝るのみという場所ですね。
食事(朝・昼・夕・喫茶)
食事はおしゃれで本格派です。山小屋でよく見かけるメニューではなかったので、ここが大天荘のポイントではと思います。
昼提供メニュー
本格的なカレーを提供しています。ナン付きカレーが有名だそうです。私はお腹がそこまで空いていませんでしたが食べたくて、普通のカレーにしました。カレーはスパイスからつくっていそうなお味。
友達はナン付きカレーをチョイス。ナンだけでなくサフランライスもつきます。見た目からインパクト大です。
立ち寄ったらぜひ食べてみていただけると良いかと思います。本格カレー好きはぜひ!
夕ごはん
大天荘の夕ごはんは肉か魚が選べます。さらに肉が2種類から選べる日も。私が行った日は魚はサバ味噌、肉はトンカツかハンバーグが選べました。肉か魚が選べると聞いていましたが、3種類から選べるのはラッキーでした。
私はトンカツにしました。本格的で普通にお店にあるやつでした。ソースもオリジナルな感じです。付け合せもどれもちょっと良いフレンチのような本格的な味で、美味しすぎました。
珍しく、下山した後の暴飲暴食が抑えられたくらいです。ただトンカツは油ものが弱い私の胃には重くて、ちょっと残りました。なぜ選んだ、私。
朝ごはん
朝からまたおしゃれです。この盛り付けのおしゃれさ、伝わりますでしょうか。
卵がキッシュのような正式名称分からないけど、私が知っている卵料理ではなかった。トマトソースがオリジナルな感じがします。さらにとろろもつくのがうれしい。右上にあるのはオレンジジュースです。野菜も新鮮で盛りだくさん。和洋折衷の大満足な朝ごはんでした。
ランプの喫茶室
ランプが灯され、おしゃれすぎる雰囲気です。メニューもさまざまですが、バー感があります。生ハムとスイスワインのセットが気になりますね。過去の記事を読むと、ローストビーフのこともあったようです。
食べすぎたので、ハーブティーのみいただきました。
飲み物
大天荘はポンプアップしていますが、水不足になりやすいようで、利用を制限していた時期もありました(購入は可能)。水が不足すると、水を持ってきてほしいというお願いがサイト上に出ている場合があります。状況を確認してから、水を持っていくべきか判断するほうがよさそうです。
トイレ
いわゆる山のトイレです。紙は流せず、ゴミ箱に捨てるスタイル。ゴミ箱には蓋なし。ニオイが強く、私は慣れるまで大変でした。
私が泊まった日は、朝などたまに混み合うこともありましたが、行列が続くことはありませんでした。
電波
大天荘はドコモが通じるとかかれていましたが、場所によってはソフトバンク、auも通じました。なお、ソフトバンクは食堂か小屋外だけ通じます。
充電
充電スポットがあり、1回百円で充電できます。結構たくさんあるので、争奪戦になりにくいなと思いました。
宿泊料金(2024年8月時点)
一泊二食付きで、大人1万5,000円です。素泊まりだと1万円。個室だと追加料金で1万円か1万3,000円がかかります。
テントは2,000円。テント場は予約制ではないですが50張なので、余裕を持っていく方がよさそうです。
おすすめポイント
大天荘のおすすめポイントを紹介します。
- ごはんがおしゃれで美味しい
- ランプの喫茶室があり、とても映えるお宿
- 大天井岳まで約10分と山頂が近い
今度はテント泊で行ってみたいです。それにしてもここのシェフは何者…。