生理のときって本当に不快ですよね。布ナプキンやタンポンなど色々と試してきましたが、最近では吸水ショーツとタンポンで落ち着いています。
吸水ショーツとはいわゆる生理用パンツといわれるもの。ナプキンをつけなくてもよい、パンツそのものが血液を吸収してくれる素材でできた下着です。登山はもちろん、生理がないときでも使いたくなるほど良かったので、紹介させてください。
モンベルの吸水サニタリーショーツのスペック
購入したのはモンベルの「ジオライン メッシュ 吸水サニタリーショーツ」。吸水サニタリーショーツが発売されたのは2023年に入ってからのようです。
モンベルの下着は他にもいくつか持っているのですが、その中でもお高いものとなります。2023年9月時点で¥4,840(税込)でした。有名な吸水ショーツと同じくらいのお値段です。
スペックはこちら。
重さ | 45g |
サイズ | S、M、L、XL |
色 | ブルーグリーン、ブラック |
素材 | ジオライン®メッシュ(ポリエステル78%+ポリウレタン22%)ウィンドストッパー®ファブリクス バイ ゴアテックス ラボ |
吸水量 | 10~20mL(cc)程度 |
価格 | ¥4,840(税込) |
外側は防水透湿性の生地「ゴアテックス(GORE-TEX)」が使われています。ゴアテックスを使ってくるあたりが登山メーカーですね。ゴアテックスはご存じ、レインウェアなどに使われています。蒸れにくいけど防水性もある高いウェアに使われている素材です。つまり蒸れないけど漏れません。
普通の登山用ショーツほどではないですが、日常使いのパンツと比べると、とても快適で涼しいです。風通しがよく、いつも使っている吸水ショーツの「存在感」がありません。ひどい日だと、濡れて重くなったり肌に張り付いたりするのですが、モンベルのこの商品は、普通のパンツを履いている感覚です。風通しがよくて、逆に漏れないか不安になるほどでした。
欠点を挙げるなら吸水量でしょうか。 売られている吸水サニタリーショーツの中には100mL程度吸水してくれるタイプもあります。
とはいえ、正常な1回の生理の出血量は20〜140mL(出典:日本産科婦人科学会)。多くても1日あたり30mL以下が目安です。一般的な昼用ナプキンは5~10mLの吸水量なので、ナプキン1枚から2枚分くらいの吸水量と考えるといいと思います。
私も夜用の吸水ショーツを持っていますが、水を吸うと重くなります。いくら吸水量が多くても、重かったり不快感のある下着を登山で利用するのは現実的ではないように思います。
私はこのモンベルの「ジオライン メッシュ 吸水サニタリーショーツ」が吸水量についても、登山にちょうどいいと思っています。量が多い日は、タンポンや月経カップとの併用がおすすめです。
ユニクロ、しまむらの吸水ショーツは使える?
私が使ったことがあるのは、ネットで買った吸水ショーツ、ユニクロ、しまむらです。
長時間のスポーツだと汗冷えが心配でどれもちょっと不安があります。強いていうなら、ユニクロより、しまむらという感じです。
着替えが難しい登山では心配ですが、30分程度のランニングでは耐えられました。ただ、しまむらは吸水部分以外は95%が綿混なので、汗冷えはしやすそうです。吸水量はモンベルの2倍くらい。それでも私がユニクロよりしまむらをすすめるのは安いからです。しまむらは1,000円未満のお値段でした。その割にまずまずの性能です。日常生活から試してみるのはいいと思います。
個人的には登山に向かなさそうと思ったのが、ユニクロ。こちらもお値段は安く、手に入りやすいです。下着がアウターに響きにくいなど、良い面もあります。しかし、一度汗など水分を含んでしまうと、肌にピタッと張り付く感じが気になりました。素材は綿ではないのですが、なんだか冷えます。また、密着力が強いせいか、パンツが食い込む感じがします。登山だと締め付け感が強すぎるかもしれません。吸水量はこちらもモンベルの2倍くらいあります。
やっぱりモンベルの吸水ショーツが好き
吸水量が少なかったとしても、一度モンベルの吸水ショーツを使ってしまうと、もう離れられません。風通しのよい感じが他とは比べ物になりません。私は生理中の心配なときや、ひどいときはタンポンと吸水ショーツで暮らしています。ナプキンのかぶれも気にならないのでおすすめです。
先日もトイレのない山に生理中に登ってきましたが、まったく問題ありませんでした。ちなみに登ったのは川苔山(かわのりやま)。私は6:51分かかりました(YAMAPの日記)。
下着も色々と試しているので、よかったらこちらの記事もご覧ください。
ちなみに、ファイントラックのドライレイヤーシリーズも大好きなんですが、サニタリーショーツだけじゃなくて、吸水ショーツも出してくれないかな…。使い比べてみたいです。
また登山中の生理対策、アップデートしたら追記します。生理中も無理せず、良い登山ができますように。