唐松岳頂上山荘に泊まってきました。お天気にはあまり恵まれなかったのですが、つかの間の晴れのタイミングで素晴らしい夕日を眺めることもできました。お部屋（個室）や食堂、外観、景色、おすすめポイントなどを紹介します。
唐松岳山荘へのアクセス
白馬八方バスターミナルからゴンドラとリフト2回を乗り継いでいきます。
- 白馬八方バスターミナル
- 八方ゴンドラリフト「アダム」
- アルペンクワッドリスト
- グラートクワッドリフト
高所恐怖症ですが、リフトが足に当たるくらい低くて、草原を駆けているような感じで楽しいです。
楽しいリフト。
外観
唐松岳頂上山荘は外観も美しいのです。この赤が山に映えませんか。離れて見るとより魅力的に見えます。小さなテントの色もかわいいのです。
夜もまた素敵です。この談話室の暖色系の明かりが良い。
内観
内観はとてもきれいに保たれています。
食堂
食堂はとてもよかったです。外に出なくても目の前に雲海と山が広がる一等地にあります。立山連峰がどんと窓いっぱいに端から端まで続いていました。
お部屋で飲食ができないためかもしれませんが、みなさん談話室的にくつろいでいました。
私も友達とお菓子大会を開催しました。お湯も売っていて、自販機も近いので永遠に開催できちゃいます。本や雑誌も置いてあります。
当日はついていませんでしたが、薪ストーブもあったので、寒くなったらきっとぬくぬくと過ごせそうです。
乾燥室
乾燥室もあります。ハンガーや洗濯ばさみもあり、利用させてもらいました。
喫茶店があると聞いて楽しみにしていたのですが、残念ながら私が行った9月は喫茶メレーズはやっていませんでした。
個室
6畳か8畳の和室で比較的山小屋にしては広く、窓もあって閉塞感もありません。居心地はよかったです。
部屋には毛布と掛け布団があります。布団はやや重めでしたが、寒くもなくぐっすり眠れました。
ただ、この山荘では、お部屋の中にザックを持ち込めません。個室であってもだめです。また、食料、飲料も部屋ではいただけません。おそらく掃除対策だと思うのですが、意外と不便でした。お部屋でお茶を飲んで、お菓子を食べながらまったりしたかったので、いつかルールが変わったら嬉しいです。
ルールの影響で廊下にザックが並んでおり、なんだかその様子にノスタルジーを感じてしまいました。
部屋は5時に電気が使えました。たしか夜はトイレ周辺は電気がついていたので、ヘッドライトを持たずに行けた記憶があります。
食堂からお部屋に行くのに一旦外に出るので、サンダルに履き替える必要があるのがちょっと面倒でした。予約もちょっと面倒だったので（後述します）、次回行くなら、個室でなくてもいいかなという気もしました。
テント場という選択肢も
泊まるなら、テント場という選択肢も良さそうな場所でした。
高さが頂上山荘から下がった下の段にあるので、小屋周辺にいる人から見られることもなく、プライバシーも保てて、景色が独り占めできるよいテント場だと思います。私が泊まった日は雨だったので大変そうでしたが、お天気さえ大丈夫なら、なかなか最高の場所ではと思います。登るのも難しくないので、テント場デビューの場所としてもよさそうですね。
食事
普通の山小屋ごはんで、おいしかったです。
夕ごはん
朝ごはん
ごはんと味噌汁はおかわり自由です。ごはんは自分の食器を持っていきますが、味噌汁は鍋ごと持って行く、独特のスタイル。なので周辺の方が味噌汁のおかわりがほしいか聞いて、鍋の代表者が取りに行きます。
ちなみに夕食のとき、ちょうど夕日が沈むタイミングでした。ちょっと外行かせてくれという気持ちを抑えながら、急いでごはんを食べました。
飲み物・水
行った当時は9月だったのですが、水不足でした。にもかかわらず、食堂ではお茶を出してくれました（出ないときもあったそう）。
お湯は500ml300円、300ml200円で売っています。雨水も安く買えるらしいです（要煮沸）。
自販機は2台あり、購入制限はなく、ビール、お茶、水、アクエリアスが買えました。
お部屋近くの水道は一箇所のみ開いていました。
トイレ
臭いもさほど気にならず、きれいなトイレでした。写真は撮り忘れてしまいましたが、複数個所利用できました。
充電・電波
電波はドコモ◎、au◯、ソフトバンク✕と聞きました。場所によってはたまにソフトバンクも入りましたが、ほとんどつながりません。
宿泊料金（2023年時点）
2023年の営業は終了していますが、その時点での宿泊料金をご紹介しておきます。
| 1泊2食 | 1泊夕食 | 1泊朝食 | 素泊まり |
| 15,000円 | 14,000円 | 13,000円 | 11,000円 |
本館・南館をご利用の場合は、上表＋1,000円がかかりますが、大体受付で聞いていた感じだと、みなさん1,000円払う方を選んでいるようでした。
個室の場合、宿泊料とは別に個室料金が18,000円～23,000円かかります。個室で2人で宿泊したので一人25,000円かかり、高いと思ってしまいました。個室を利用するなら少人数でない方が良さそうです。
2023年時点の情報なので、最新情報は公式サイトをご覧ください（2023年の営業は終了しています）。
個室の予約はちょっと面倒でした。電話での仮予約後1週間以内に個室料の一部5,000円を振り込みます。予約成立のご連絡も来ないのでちょっと不安でした。予約成立後の変更はできず、日程やプラン変更するなら解約の必要があります。もし解約となったら、お電話で連拓したうえで、予納金の送金日と返金先の銀行の支店名 ・口座番号・口座名儀を明示したお手紙を宿泊日の3日前までに送らないといけません。
おすすめポイント
何といっても景色と唐松岳まで3、40分で行って帰って来られる立地ではないでしょうか。個人的におすすめしたいポイントをまとめました。
- 唐松岳まですぐ登頂できる
- 初心者でも登りやすい
- 談話室の居心地がよい
- 景色がよい
アルプスデビューを検討する初心者にもおすすめです。白馬岳に行く前に行くべきだったと反省しています。今回も楽しいお山旅でした。
