【陣馬山】実は少ない駐車場・アクセス情報を紹介! 緩急ある登山ルートは初心者向き

陣馬山 登山
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神奈川県と東京都の境の奥多摩にある標高855mの陣馬山(じんばさん)は、初心者にも登りやすい山です。今回、2020年8月8日は3回目の登頂となりますが、初めて車で行ったので、駐車場や交通機関を中心に紹介していこうと思います。奈良子尾根に危険な箇所が1ヶ所ありましたので、ご注意ください。今は避けた用が無難かもしれません。

陣馬山の駐車場

陣馬山の駐車場は少ないです。高尾山のように恵まれてはいません。大きく分けて、1.陣馬山登山口側から登る方法と、2.和田峠から登る方法、3.陣馬高原下から登る方法があります。しかし登山を楽しむなら、1.陣馬山登山口側から登る方法の一択でしょう。

まずは陣馬山登山口側から登る場合の駐車場をご紹介します。

1.陣馬のふもと駐車場

駐車台数8台
住所神奈川県相模原市緑区澤井1374-2
駐車料金無料
陣馬のふもと駐車場
観光用の無料駐車場
陣馬のふもと駐車場

登山口に最も近い駐車場で、ここに停められればラッキーです。道路脇左右にあり、一方に5台、一方に3台停められます。午前7時頃到着した際には8台中6台が埋まっている状態でした。9時半頃にはもう埋まっていたという情報を見ましたので、その間のどこかで埋まってしまうものと思われます。ただし3連休の1日目でしたので、平日だともう少し余裕があるかもしれません。

13時頃に戻ってきた頃には、8台中2台が空いている状態でした。お昼過ぎには戻ってくる人がいるようです。

ご厚意により、無料で使うことができますが、過去に車上荒らしがあったようで、警察の方がパトロールしてくれていました(戻ってきたころ、パトロールのお知らせの紙が車の窓ガラスに置いてありました)。貴重品は絶対に持って行ってください

観光用の無料駐車場です
観光用の無料駐車場です

登山口に向かうまでの間にトイレもあります。トイレットペーパーが切れているので、水溶性のティッシュを持っていくことをお忘れなく。

場所は沢井住宅前のバス停の左右にあります
場所は沢井住宅前のバス停の左右にあります

もし、残念ながら陣馬のふもと駐車場が空いていなければ、藤野駅周辺に停めるという選択肢があります。

2.タイムズ藤野周辺第1(藤野駅周辺駐車場)

駐車台数17台
住所神奈川県相模原市緑区小渕1685
駐車料金最大1,000円

他にも駅周辺に駐車場があるかもしれません。午前7時頃は空きがあり、13時頃通りかかったときも空いているようでした。

ただし藤野駅から登山口までは30分ほど登り坂で舗装路を歩くことになります。真夏は厳しいので、できればバスがおすすめです。

バスは2020年8月現在、午前中は平日2本、休日3本しかありません。バスの時間は後述します。

陣馬のふもと駐車場と藤野駅周辺がだめだった場合には、これからご紹介する、他の選択肢を検討することになります。以降は陣馬山登山口以外のルートです。

3.和田峠 峠の茶屋駐車場

駐車台数約70台
住所神奈川県相模原市緑区佐野川4
駐車料金800円

和田峠から登頂を目指す方法です。駐車台数が多いのがメリット。ただし、30分以内で登頂できてしまうので、もはや陣馬山への登山といえるのかどうか。小さなお子さん連れや、高尾山の縦走を楽しみたい方には選択肢のひとつといえるのではないでしょうか。9時半でも3割ほどの駐車という人もいたようですので、ピーク時でなければ満車になりにくいかもしれません。

4.陣馬高原下駐車場

駐車台数約6台
住所東京都八王子市上恩方町3883
駐車料金500円

近くにもう1つ駐車料金800円の駐車場があるようです。ただどちらも駐車台数は少ないです。こちらも登るというよりはハイキングコースでしょうか。

5.県立鎌沢駐車場

駐車台数10台
住所相模原市緑区佐野川1243
駐車料金無料

生藤山(しょうとうさん)に近いところに無料の駐車場があるようです。駐車場から登山道に入る道が不明。地図をお持ちの方のみ、検討されるのがいいと思います。

電車・バスで行く方法

高尾駅からJR中央本線でJR藤野駅へ行きます。JR藤野駅からバスもしくは徒歩となります。

バスの場合、神奈川中央交通(神奈中)で[野08]和田行に乗り、陣馬登山口もしくは和田で降ります。乗車から5分ほどで着きます。現金180円です。

行きのバスのダイヤ(藤野駅発)

時間帯平日土曜・休日※
7時台7:25
8時台8:108:06
9時台
9:15
9:45
13時台13:4213:00
14時14:3114:12

※2020年8月現在、土曜日も休日ダイヤで運行しているとのこと

藤野駅発→陣馬登山道行きの最新のバスダイヤ

もしくはJR藤野駅から徒歩で陣馬登山口を目指す方法もあります。およそ舗装路を30分ほど歩きます。途中、隧道という細いトンネルがあり、車1台しか通れない幅で怖いです。真夏は暑いと思うので、できればバスに乗ることをおすすめします。

帰りのバスのダイヤも載せておきます。

帰りのバスのダイヤ(陣馬登山口発→藤野行き)

時間帯平日土曜・休日※
6時台6:59
8時台8:008:428:35
9時台9:46
10時台10:18
13時台13:49
14時台14:0714:5814:39
15時台15:5415:49
17時台17:1417:13
18時台18:27
19時台19:1319:14

※2020年8月現在、土曜日も休日ダイヤで運行しているとのこと

陣馬登山口発→藤野駅行きの最新ダイヤ

帰りのバスのダイヤ(和田発→藤野行き)

時間帯平日土曜・休日※
6時台6:52
7時台7:53
8時台8:358:28
9時台9:39
10時台10:11
13時台13:42
14時台14:0014:5114:32
15時台15:4715:42
17時台17:0717:06
18時台18:20
19時台19:0619:07

※2020年8月現在、土曜日も休日ダイヤで運行しているとのこと

和田発→藤野駅行きの最新ダイヤ

陣馬山のルート情報

陣馬山ハイキングマップが分かりやすいです。地図をお持ちでもこちらも持っていくといいと思います。

ハイキングマップ

今回は登りは一ノ尾尾根(いちのおおね)コース、下りは奈良子尾根(ならこおね)コースを選びました。しかし、奈良子尾根コースには危険箇所がありましたので今は避けたほうがいいと思います。危険個所もお伝えします。

コースの種類

藤野駅からのコースは主に3種類あります。

一ノ尾尾根(いちのおおね)コース

コースタイムは登山口から1時間40分。

なだらかで気持ちのよい尾根歩きができるコース。歩きやすいのでファミリーにもに人気。最後に階段が出てきますが、途中も平坦な道がたびたび登場する道です。

栃谷尾根(とちやおね)コース

コースタイムは登山口から1時間40分。

昔からの古道で、陣馬山では一番古いコース。コース株の栃谷集落を抜けていく道も見晴らしがよく楽しい。

奈良子尾根(ならこおね)コース

コースタイムは2時間10分。

なだらかな坂道が続き、表情豊かな樹林帯を歩いていくコース。コース途中には立ち寄り湯もあります。

登山ルート・山頂の様子

ではまず、一ノ尾尾根コースから陣馬山を目指します。

陣馬山登山口から登山道へ

陣馬山登山口
陣馬山登山口

最初は民家の間を抜けて舗装路を通りますが、10分ほどで登山道に入ります。

途中の道がなだらかで緩急あるのが、陣馬山の初心者におすすめしたいところ。

こういうなだらかな道がちょこちょこ出現します。初心者の味方
こういうなだらかな道がちょこちょこ出現します。初心者の味方

迷うところは特にありません。そのためか、きのこしか撮ってない。

きのこ
きのこ2
きのこ3。もっと撮ったけどこのあたりで自粛

最後の階段だけが難所です。

最後の階段を登ります
最後の階段を登ります。ここが一番つらいところでしょうか

頂上へ到着しました。

例の馬がいる頂上
例の馬がいる頂上

天気は曇りくらい? 霧がかかっていて富士山は見えませんでした。

霧で景色が見えない頂上
霧で景色が見えない頂上。奥に見えるのが清水茶屋

茶屋は2軒が営業中

茶屋が3軒あり、2軒が営業中です。確か1年前くらいに行ったときも2軒だったので、もう1軒は営業していないのかもしれません。

信玄茶屋

今回は信玄茶屋で、そば、ゆずシャーベット、アイスコーヒーを頼みました。

ゆずシャーベット
ゆずシャーベット
信玄茶屋のそば
信玄茶屋のそば

ちなみにもう1軒の清水茶屋のそばはこんな感じ。

清水茶屋のそば

どちらが好きかはお好みですね。

新型コロナ対策

飛沫防止用のビニールシートがあり、マスクをして営業されています。暑そうです。ありがたい。マスクは持っていきましょう。

トイレ情報

頂上にトイレがあります。ただ手を洗うところはありませんので、ウェットティッシュをお忘れなく。トイレの紙は流してはいけません。専用のごみ箱に捨てるか持ち帰ります。というか水洗じゃないです。

下山は奈良子尾根コースから。そして恐怖体験につながります。

奈良子尾根までは高低差の少ないなだらかなルートです。高尾山・景信山からの縦走組もいるためか、割と人通りはありました。最初のY字路を左に行き、明王峠・景信山のほうへ向かいます。

道標も明王峠、景信山へ。

明王峠・景信山のほうを目指します
明王峠・景信山のほうを目指します

道はこんな感じです。

明王峠・奈良子尾根側の道
明王峠・奈良子尾根側の道

奈良子尾根の道標で、右の道へ右折し、下りが始まります。

奈良子峠。陣馬高原下バス停へは崩落個所があり、通行止めのようです
奈良子峠。陣馬高原下バス停へは崩落個所があり、通行止めのようです
奈良子峠から藤野駅を目指します
奈良子峠から藤野駅を目指します

ここからは細い道が続きました。そしてここからほぼ人に会いませんでした。たまにトレランの人がいるくらいです。

藤野駅を目指します。

途中で「危険個所があります。ご注意ください」という案内書きが。その先には木が倒れ、道幅が狭いところが。ストックで確かめながら歩きました。伝わりますでしょうか。道が底に向かって斜めになっており、幅も狭いので怖いです。

奈良子尾根の崩落個所
奈良子尾根の崩落個所

今ご注意くださいといわれましても…。もっと早く知りたかった(涙)

細い階段を一旦降りていきます。

この階段を下って、いったん道路に出ました
この階段を下って、いったん道路に出ました

道路に出たらまた登山道に入ります。

道路を横切り、ガードレールのほうへ向かっていくと再び登山道に入ります
道路を横切り、ガードレールのほうへ向かっていくと再び登山道に入ります

道路を横切り、ガードレールへ向かって歩いていくと登山道があります。

道路の先の藤野駅・陣形園のほうへ行きます
藤野駅・陣形園のほうへ行きます

しばらく道なりに歩き、下り続けます。

途中に自然にあふれるトイレがありました。

自然あふれるトイレ。トイレそのものを木にしなくてもいいと思う
自然あふれるトイレ。トイレそのものを木にしなくてもいいと思う

トイレ以降は舗装路がずっと続きます。30分くらいは歩いたと思います。無事、登山道に到着して終了です。

陣馬山まとめ

陣馬山はまとめると、個人的にはこんな感じです。

  • 駐車場が少なく、車では少々行きにくい印象
  • バスの時間も限られるのでアクセスには少し注意
  • 初心者におすすめの山
  • 緩急があり、なだらかな道も途中途中で登場するのでモチベーションが保ちやすい
  • 食材をしっかり持っていかなくても頂上に茶屋があるので、昼食をとることができる
  • 一ノ尾尾根が初心者には歩きやすくておすすめ
  • 奈良子尾根は崩落個所があり危険
  • 高尾山や景信山など縦走もしやすい。初心者から中級者まで楽しめる山