ワークマンで買った焚き火に使えるウェア「綿かぶりヤッケ」を低身長女子がレビュー

ワークマンの綿かぶりヤッケ キャンプ
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SNSなどで話題となったワークマンの「綿かぶりヤッケ」。なぜ話題になったかというと、1,991円と激安なのに焚き火にも使えると話題になった服だからです。

「綿かぶりヤッケ」とは何者なのか、サイズ的に女性にも使えるのか。また、進化した「綿アノラックパーカー」「フルジップコットンパーカー」との違いについても紹介します。

そもそもヤッケとはどういう意味?

ずっと気になっていました。“ヤッケ”とはどういう意味なのでしょう。私がファッションに疎いから知らなかったのでしょうか。

調べてみると、フード付きの防風・防寒上着のことを指すようです。

「Jacket」(ジャケット)をドイツ語で「Jacke」 (ヤッケ)と呼んでいたのが語源で、上着の意味を指します。結局、ジャケットとほぼ同義と考えていいと思います。

だったら最初からそう言ってくれてもいいのに。ただし「ヤッケ」には防風・防寒であっても、防水機能は含まないことが多いようです。防水機能もあるものがレインウェアですね。このような使い分けをするためにあえて「ヤッケ」を使ったのではないか、とも考えられます。

ワークマンの「綿かぶりヤッケ」とは

ワークマンの「綿かぶりヤッケ」とはその名の通り、綿100%で、上からかぶって着るタイプの、ヤッケです。

焚き火で火の粉が飛ぶと、服に穴が開きます。服の素材によっては溶けます。しかしこれを1枚かぶることで、火の粉を防いでくれるのです。本体自体は火の粉が飛んでも、燃え広がることもありませんし、ちょっとやそっとでは穴が開くこともありません

商品名:綿カブリヤッケ

価格:1,991円

この価格に努力の色を感じますね。

色:ストーンブラック/キャメル

サイズ:M/L/LL/3L/4L

サイズMLLL3L4L
着丈7678808282
肩巾5052545658
胸囲116120124128132

素材:綿100%

洗濯:可能

商品には書いてないですが、結論として問題ありませんでした。何度か洗濯しましたが、色あせることも縮むこともありません。もともと色あせたようなデザインなので気づいていないかもしれませんが、とにかく気になることはありませんでした。

おすすめポイント

  • 二重袖になっているので汚れの侵入防止
  • 絞り紐が3ヶ所にあるので、お好きな形に紐を絞って調節が可能
  • 胸の中央にはファスナーつきのデカポケットつき
  • 両サイドにもファスナーつきポケット搭載
  • ファスナーは安心のYKKファスナー

「綿かぶりヤッケ」の着心地は? 女性が着ても大丈夫?

私は身長が150cmと低いです。友人・知人には身長を聞かれるたびにぼやかして来ましたが、うすうす私が背が小さいことに皆気づいていると思います。そんな私が着てみたらどうなのかレビューします。

サイズは大きい

おしりまで覆ってくれる。手が少し出る袖の長さ
おしりまで覆ってくれる。手が少し出る袖の長さ

購入したサイズはMサイズ。ですがそれでも女性には大きいです。

おしりを隠してくれるほど丈が長く、胸囲も幅もかなりあるので、1枚で着ると大きく感じます。とはいえ、重ね着にはちょうどいいサイズ。上からすっぽりかぶって使いたい、焚き火には安心です。
女性でしっかり重ね着するならLサイズ。軽い重ね着ならMサイズでいいと思います。

前から見た感じ。手は完全に延ばしている状態

重ね着はできる

重ね着はできます。防寒着としてもかなり有能です。幅がゆったりとしているので、中にユニクロのウルトラライトダウン着用もできました。さらにウルトラライトダウン+フリースとなると着れなくはないけど手が上がらなくなり、一生脱げなくなる感じです。

冬にキャンプに行き、かなり寒かったので、重ね着しました。ただこの下にもこもこのダウンコートは着れなさそうです。男性だと冬用の厚手の服の重ね着は厳しいかもしれません。

生地は厚い

生地は分厚いです。丈夫でしっかりしています。

少し重い

生地の厚みのせいか、重量は通常のパーカーに比べて、重く感じました。火の粉が多少飛んでも大丈夫という安心感はあります。予備で持っていくとなると、車でない人は地味に重さを感じるかも。

デザイン

袖のところがゴムになっています。寒い時期にも風が防げますし、火の粉も防げて安心です。さらに裾が絞れるようになっています。安全に作業ができそうです。

綿かぶりヤッケは裾も絞れます
綿かぶりヤッケは裾も絞れます

ポケットが付きすぎている

ポケットが大きすぎる
ポケットにはペットボトルが2本、余裕で入るレベル

相当大きいポケットが中央に1つ、左右に1つずつで、計3つついています。しかも、ファスナー付きです。これは結構重宝します。スマホだけでなく、私のパンパンになったお財布も入ります。カトラリー類、食器など手がふさがっているときに入れてもいけます。焚き火のときって長時間外にいるので、持ち物が多くなるんですよね。とても助かりました。

ペン差し付き

左袖にペン差し付き

使うか分かりませんが、左袖にペン差しまでついています。ここには火吹き棒などを指しておくとよさそうですね。

「綿かぶりヤッケ」のデメリット

デメリットは脱ぎ着が大変なことです。

私が重ね着しまくったせいでしょうけど、首元までしっかり閉まるようになっているファスナーがありますが、これがそこまで開けることができません。着るときはいいのですが、脱ぐときにパンパンに服を重ね着すると、苦労しました。

この価格なので文句は言いません。

「綿かぶりヤッケ」が売り切れ。どうする?

この「綿かぶりヤッケ」、もう1枚別の色とサイズがほしくて何度もホームページや店舗を覗いているのですが、見かけません。しかし似た機能を持つ、むしろパワーアップした商品がワークマンで買えるのです。

実は「綿かぶりヤッケ」はワークマンが商品開発したものではありません。メーカー品を買い付けて販売しているものです。

「綿かぶりヤッケ」の進化版ともいえる商品は、ワークマンのブランド「FieldCore(フィールドコア)」から出ています。

それが「綿アノラックパーカー」です。焚き火服を購入するときは候補のひとつに入れてもいいと思います。

綿アノラックパーカー

価格:1,900円。

さらにお安い。おかしい値段。

ポケットはファスナーではないですが、大容量。ファスナーも胸の下まであるので着脱しやすいです。これが大きなポイントではないかと。

カラーも、カーキ、マスタード、ネイビーとちょうどいい色合い。洗濯も可能です。素材は綿100%。袖口の絞りはないですが、より普段使いもしやすいデザインとカラーになっているのではないでしょうか。

個人的にはファスナーが下まで下げられる、こちらの商品も気になっています。

フルジップコットンパーカー

これなら着脱に困らないし、熱いときサッと脱げる。のですが、現在は売り切れでした。むむむ。キャンパーで有名なサリーさん共同開発とのこと。さすが脱ぎ着に苦戦したこと、分かっていらっしゃる。アノラックパーカーや綿かぶりヤッケに比べて、丈は少し短めです。

おそらくワークマン的には、「綿アノラックパーカー」推しなのかなと思います。店舗やオンラインショップを覗いてみてください。

ワークマンの革手袋も焚き火におすすめです。

ワークマンの革手袋は安いのに焚き火に使えて優秀すぎる