自然の力を生かす装備、ソーラーランタン。ソーラーランタンの中でも話題の「キャリー・ザ・サン(CARRY THE SUN)」 を買いました。直訳すると太陽を運ぶという意味でしょうか。
公共交通機関でキャンプや登山に行くことが多いので、装備はとにかく軽さを重視しています。キャリーザサンは、まさに軽さとコンパクトを凝縮したランタン。今回はこのかわいくて優秀なソーラーランタンをご紹介します。
ソーラーランタンとは
まずは簡単にソーラーランタンについておさらいします。ソーラーランタンとは、太陽の光で充電ができるランタンのこと。アウトドアだけでなく、いざというときの防災にも役立つアイテムなので、ひとつ持っていて損はないと思います。
ソーラーランタンには、USBでも充電できるタイプと、太陽光のみで充電できるタイプがあります。
軽さを重視するなら太陽光のみで充電できるタイプ一択ですが、電池が切れてしまうと手の打ちようがないというデメリットもあります。
ソーラーランタンの中でも人気!キャリー・ザ・サン
ソーラーランタンの中でも人気の装備が「キャリー・ザ・サン(CARRY THE SUN) 」。こちらは太陽光のみで充電できるタイプです。
もともと「ソーラーパフ」という名前で販売されていましたが、さらに進化し、「キャリーザサン」という名前に生まれ変わりました。
「世界の夜に太陽を」というコンセプトのもと、ランドポート社より販売されています。コンセプトが美しいですね。電気のない場所にも太陽を届けるよ、ということでしょうか。秀逸です。
色は4種類、サイズは2種類あります。また、ちょっと変わったレインボーというタイプもあります。
なぜ人気なの?
キャリーザサンの人気の理由を私なりに探りました。
まず軽い
スモールサイズは57g、ミディアムサイズは86gと、とにかく軽いんです。卵1個分がスモールサイズくらいなので、負担になりません。
当然、電池も持っていく必要がありません。本体の重さのみです。予備の電池が地味に重かったりしますから。
ランタンの中ではとっても重いものもあります。以前使っていたランタンも割と重いものでした。重いランタンも、味があってかわいいんですけどね。車ではなく公共交通機関で行くことが多い私にとって、軽さは外せないポイントです。
コンパクトにたためる
折りたたむと約1.2cmととんでもなく小さくなります。もはや薄すぎて見失いそうです。お守り替わりに入れておくだけで最強の味方になってくれます。登山のテント泊にもよさそうですね。
見た目がかわいい
正直、この見た目が人気の理由の主な要因だと思うんですよね。ランタンといえば、細長くて中央が絞られた、ひょうたん型を思い浮かべる人が多いのでは。うちでももともと持っていたランタンも、同様の形状でした。
そんななか、このランタンは正方形。シンプルだけど、ころんとしていて絶妙にかわいい。ランタン界では珍しい形です。インテリア感があるので、ギフトにも喜ばれると思います。
高い防水防塵仕様
性能面も有能です。IP67を取得しており、高い防水防塵仕様となっています。IP67ってなんぞやと疑問に思う人もいるかもしれないので簡単に説明します。6が防塵の等級で最強、7が防水の等級で8まであるなかの7なのでほぼ最強。つまり、基本的には水没させたり雨が降ってきても大丈夫。また、砂やほこりの多い砂漠のような場所でも問題なく使えるということです。
充電できない環境でも使える
ソーラー充電式だから当たり前なんですが、電源がなくても使えるのは最強。このランタンを買う意義だと思います。電源がないサイトはもちろん、登山や災害時にも活躍してくれるのではないでしょうか。犬の散歩など普段づかいにもいけそうです。防水機能もあるので、庭に置いておき、必要なときに点灯するのでもいいと思います。
一定の充電で長時間点灯できる
ミディアムタイプの場合、7-9時間の充電で、強/10時間、中/42時間、弱/72時間使うことができます。到着してから一定時間置きっぱなしにしておき、その後夜になってから強で使うことが多いのですが、今のところ、深夜まで切れたことはありません。
「切れた」という瞬間を見たことがないので、正直なところどのくらいもつのか分からないんです。そのくらい気にせず使って大丈夫だと思います。
しかもキャンプでは焚き火をすることが多いので、明かりをすべて消すこともありますよね。ずっと使い続けない人にとっては、より長持ちするのではないでしょうか。
キャンプに行ってから2週間後にかばんから取り出しても、まだ電池の残量十分残ってました。置きっぱなしだと電池がなくなる、ということもなさそうです。
価格帯は安いとまではいえませんが、飲み会を一回我慢すれば買えるお値段。ずっと使えて電気も使わないなら、買っても損はない価格なのではないでしょうか。
種類は3タイプあります。スペック一覧を表にしました。
Small | Medium | Medium Rainbow | |
サイズ | 8.8×8.8×8.8cm(使用時)8.5×17×1.5cm(収納時) | 11×11×11cm(使用時)11×21×1.2cm(収納時) | 11×11×11cm(使用時)11×21×1.2cm(収納時) |
重量 | 57g | 86g | 86g |
電源 | ソーラー充電式、リチウムポリマー電池 | ソーラー充電式、リチウムポリマー電池 | ソーラー充電式、リチウムポリマー電池 |
仕様 | LED6灯、IP67(防水防塵仕様) | LED10灯、IP67(防水防塵仕様) | LED10灯、IP67(防水防塵仕様) |
明るさ | 強/30ルーメン、弱/15ルーメン | 強/100ルーメン、中/20ルーメン、弱/10ルーメン | 赤/16ルーメン、オレンジ/25ルーメン、黄/38ルーメン、緑/25ルーメン、青/8ルーメン、パープル/26ルーメン、白/45ルーメン |
点灯時間 | 強/10時間、弱/15時間 | 強/10時間、中/42時間、弱/72時間 | 赤7時間、オレンジ6時間、黄5時間、緑15時間、青13時間、パープル5時間、白3時間 |
充電時間 | 5-7時間(天候や季節によっては7時間以上かかる場合があります) | 7-9時間(天候や季節によっては9時間以上かかる場合があります) | 7-9時間(天候や季節によっては9時間以上かかる場合があります) |
価格 | 2,600円+税 | 3,800円+税 | 4,500円+税 |
出典:公式サイトより
実際に使ってみた感想
私が買ったのは、ウォームライト ホワイトベルト ミディアムサイズです。
まず、ぺたんとした状態。プールのときのバックの懐かしいにおいがします。
上下についた、とっての部分を引っ張ると、正方形になります。
電源は上についています。まずぽちっと押すと電気の残量が分かります。
さらに押すと弱の光に。
続いて中。
強。
違いが分かりにくいですね。周囲をよく見ていただくと、周囲を照らす範囲が微妙に違う…気がしてきませんか。
真夜中の外だと強でもいいかもしれないです。テントの中だと中か弱でもよさそう。
さらに押すとチカチカ点滅します。
また押すと、消えます。
ウォームライトだと、このやわらかい暖色系の光になります。
どのサイズがいいの?
重さはそこまで変わらないのに点灯時間がまったく違うので、私はミディアムサイズのほうがいいんじゃないかなと思います。
レインボーはですね、検討時に動画で見ましたが、色が変わるのうるさいと思うんです。せっかくのキャンプなので。色によって点灯時間違うし、お値段も高くなるので、普通のほうでいいんじゃないかなと思いました。お好みですかね。
イマイチな点
もし電池切れてしまったら、手の打ちようがないのがデメリットでしょうか。ソーラーだから当然ですが…。
充電が尽きてしまったときのことを考えて、ヘッドライトもあわせて持っていくことをおすすめします。トイレに行くときも便利ですしね。
ちなみにヘッドライトにビニール袋をかぶせれば、結構明るく照らせます。ランタンいらずだったりも。とはいえ、ヘッドライトの点灯時間はそこまで長くないですし、電池消耗するの怖いですからね。USB充電タイプだと特に。そしてビニール袋なので味わいもないです。
でもホントにそれくらいかなと思います。今のところ文句のつけようがない、優秀ランタンです。
スペック詳細(公式ホームページより)
エコなソーラー充電
- 乾電池不要でゴミも出しません
- 充電は直射日光に当てるだけ。電気も使わないのでとってもエコ。
- ソーラー充電で節約・節電
軽量&コンパクト
- 畳むと約1.2cmに収納可能 。スマホと同じくらいの薄さと大きさです。
- 軽くて持ち運びにとても便利です。
素材について
- 糸を織り込んだ丈夫なヨットのセイル生地を使用
- 耐UV糸を使用した丈夫な縫製
- 防水防塵仕様 IP67 取得済
- JIS 規格準拠落下テスト実施
使い方いろいろ、アウトドアから日常、非常時まで
- プロのアルピニストも使用する本格仕様
- 日常の移動可能なインテリアライトして、常夜灯や玄関やバスルームで。
- 「ながら防災備品」として普段使いしながら「いざ」の停電の備えにもなります。
- 家族やお友達へのギフトととしても喜ばれます。
- 充電残量が一目でわかるインジケータランプがついているので安心して使えます。