キャンプのときに大活躍してくれる「火吹き棒」。火吹き棒があったほうがいい理由や、使い方、人気の火吹き棒をご紹介します。
火吹き棒とは
火吹き棒はキャンプの焚き火のときに使うものです。ファイヤーブラスターとも呼ばれます。火吹き棒は、焚き火や炭に息を吹きかけることで、火力をコントロールする働きがあります。
火吹き棒があったほうがいい理由
火が消えかけてしまったとき、火吹き棒があるとまたたく間に復活します。再びチャッカマンで着火剤に火をつけて熾火を育てていく必要はありません。火が消えそうなときも、わたわたせずに心の平穏を保つことができました。
なかなか太い薪に火がつかないときにも効果的です。ピンポイントで育てたい場所で息を吹きかけるとだんだんと燃え移っていきます。
しかも、サイズがコンパクト。軽くて小さくて、手のひらくらいの長さにおさまります。どこに行ったっけ、と行方不明になるほど(笑)。
うちわを使うときのように、ピンポイントなためか、火の粉や煤が散ることもありません。
いろいろメリットを書きましたが、1番おすすめしたい理由は安いこと。
キャンプ道具は大体高いですが、火吹き棒は構造がシンプルなためか安い! 1,000円せずに買えるのでお財布にやさしいのです。キャンプ道具のなかで、もっともコスパがいい道具かもしれません。
火吹き棒の使い方
火吹き棒の使い方は簡単です。
- まず、棒を伸ばす
- 太いほうから細いほうに向かって息を吹き込む
これだけです。注意点としては絶対に息を吸い込まないこと。熱気が入ってきてしまう恐れがあります。ちなみに細いほうから太いほうに吹き込んでも、一応風は送れます。
火吹き棒の長さが伝わりにくいので、伸ばす前と伸ばす後を紹介しておきます。
ちなみに伸ばすとこのくらいの長さになります。画面に移り切れないくらい長いです。十分距離をとることができます。
人気の火吹き棒
それではキャンプにおすすめの人気の火吹き棒を紹介します。
ファイヤーサイド ファイヤーブラスター FB1
ヒロシさんが使っている火吹き棒。持ち手や吹き込み口が味のある木でできています。見ためがかっこいいですね。ただ、火吹き棒の中では高くて、重め。ずっと使い続けたい人、軽さよりも見た目重視の人におすすめです。
見た目にヤラレて衝動買いしてしまいました。わざわざこれを買わなくてももっと安価で同じだけの仕事をしてくれる商品はいくらでもあります。ですがこの見た目だけは他にはありませんね、本当に所有欲は満たされました。
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Maxboost(マックスブースト) ポケットふいご
マックスブーストの火吹き棒は、値段と機能のちょうどよさから、とても人気の商品です。さらにすごいのが永久保証(無期限保証)。製品の無償修理や交換(1商品につき一回限り)が可能です。ずっと使い続ける火吹き棒になりそうですね。
キャンプで炭に火を起こすときに使いました。
炭の下に固形の着火剤を置き、火が出たら着火剤が半分くらい白くなるまで放置、そしてふいごで吹いたら驚くほど簡単に(着火まで10分、火が全体にまわるまで30分程度でした)炭火ができあがりました!
この方法で3・4回使いましたが火おこし器など必要ないです。うちわで扇ぐよりも灰が飛び散らないしピンポイントで空気を送れます。これだと子供も面白がって手伝いしてくれ、助かりました。専用ケースもついてるし、なにより小さくて携帯するのに最高です!
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UZIPAL 火吹き棒
ファイヤースターター(火打ち石)付きの火吹き棒もあります。こちらは火吹き棒とファイヤースターターと笛(ホイッスル)の3点セット。にもかからず、とっても安く、コスパ最強です。
友達が火吹き棒とセットのファイヤースターター持っていました。実際に使ってみましたが、予想以上にすぐ火がつきました。その間たったの5分程度。ライターがつかないというトラブルもありうるので、ひとつあるとよさそうですね。
火打棒に、初期の段階で黒い塗装がしてあり、それを削り落として1円硬貨のような色が出ると、いよいよ火花が飛ばせるようになりました。
笛は、ちょっとショボいですが、吹き棒とファイヤースターター本体と収納箱は、期待していた以上でした。火種用の麻紐も収納してます。
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100円均一の火吹き棒(セリア)
100円均一のセリアからも火吹き棒が出ているようです。人気すぎて売り切れ続出だとか。たとえ100均であっても、あったほうがいいです。
一番安い? 火吹き棒
Amazonで探してみて、現時点で最安値と思われる火吹き棒がありました。その名も「360MALL火吹き棒」。360MALLというメーカーから出ている商品のようです。2020年10月25日時点では138円でした。しかもファイヤースターターと笛もついてる。送料はかかってしまうものの、100均よりもお得かもしれません。
実は私も、300円くらいの激安火吹き棒を使っています。それでも効果は実感できましたので、試しに安いものを買ってみるのはアリだと思います。
自作はできる?
自作している人もいるようです。構造が似ている指示棒(ポインター)や自撮り棒を分解してつくった人もいました。しかし、自作よりも買ったほうが安い場合も多いのではと思います。なんなら100均に売っているわけですし…。
火吹き棒は、買って本当によかったコスパのいいアイテムです。火が消えそうになっても慌てず落ち着いて過ごせるようになりました。安いですし買って損はないと思うので、まだお持ちでない方は、ぜひ検討してみてくださいね。