キャンプの醍醐味といえば、焚き火。しかし焚き火台は重いものも多いですよね。私はバスや電車でキャンプに行くため、軽くてかさばらないことを何より重視しています。
2020年人気沸騰した軽量コンパクトな焚き火台があります。それが、ベルモントの「TABI」(タビ)です。同じく軽量な焚き火台のピコグリルを超えたという説を耳にし、買ってみることにしました。使い勝手をレビューします。
TABI(タビ)のスペック
TABIのスペックを一覧にしました。
品名 | 焚き火台 TABI(ケース付)BM-263 |
本体価格 | 10,000円(税別) |
材質 | 本体:チタニウム、18-8ステンレス収納袋:ナイロン |
サイズ | 使用時:237×360×170㎜、収納時:178×360×15㎜ |
重量 | 約423g(本体:約298g、側板:約29g、網:約96g) |
耐荷重 | 火床:約15㎏、網:約3㎏ |
実は購入時、「ピコグリル398」と迷いました。ですが、ベテランキャンパーさんたちのレビューや雑誌の紹介を信じて買ってみることにしました。
ピコグリルとの違いは
まとめると以下のような違いがあります。
- ピコグリル398より軽い(ピコグリル398は約450g)
- 価格が安い
- 網がついている(ピコグリルは棒)
- 焚き火と網との火が近いので調理がしやすい
- チタン製で丈夫
スペックだけで見ると、TABIを買わない理由がありませんでした。
ちなみに、網のサイズをiPhone6と比較するとこのくらいです。2人分の焼肉くらいなら問題ないサイズ。
ベルモント(Belmont)ってどんな会社?
実はTABIをつくっているのは、ベルモント(Belmont)。
新潟県三条市にあるメーカーで、キャンプ道具などのアウトドアレジャー用品と、釣り具用品を中心に作り続けているようです。
新潟県三条市といえば、燕市と三条市をあわせて「燕三条」ともいわれ、古くから金物加工の街として知られる街です。包丁や爪切りなどのほか、洋食器なども有名です。日本だけでなく世界で高品質な商品が評価されています。下町ロケットのロケ地になった場所と聞くとイメージしやすいのではないでしょうか。
そんな場所にあるのが、ベルモントです。ホームページの素朴さも好き…。SNS見ると、釣り好きなんだろうなあというのもうかがえます。かわいい。
TABIを使ってみた感想・レビュー
組み立て方、実際に調理をしているところ、薪はどの程度入りそうかなどをレビューします。
組み立ては簡単
組み立て方は簡単です。この歯みたいなところを交互に重ね合わせます。
続いて足の部分の土台にうつります。
最後に網をかぶせて完成
肉も野菜も焼きやすい
実際に使っている様子です。安定していて、ぐらつくことはありません。
調理がしやすい。これが一番の感想です。お肉も焼けます。
野菜も焼きやすいです。火力の調整も網の位置でできます
火が近いので、火の通りが早く感じました。お肉から、油が落ちるので火も消えにくいです。薪を入れるのも楽ですし、見ていられて楽しい。
太い薪を割らずに入れたけど結構いける
細い薪と太い薪の2つを買いました。太い薪は、不安定になるのでは、重すぎるのでは、と不安でしたが、意外にも問題ありませんでした。
すごく丈夫で、秘密のグリルちゃんのように入れすぎて崩れるということは1度もありませんでした。太い薪を数本入れても大丈夫。
また、料理をしやすいところが一番のメリットに感じました。網は安定しており、棒がずれて肉が下に落ちることもなく、小さな野菜でも問題なく焼けます。火が近いのですぐ通り、次々と食べられます。
他にもある、コンパクトな焚き火台
ゆるキャンのリンちゃんが使っている笑’sの「コンパクト焚き火グリル B-6君」も話題になりました。ただ焚き火向きというよりは炭向きかもしれません。薪を相当小さくしないと入りません。うちにもありますが、私は組み立てるのが苦手であまり使わないです。
私はこれまで「秘密のグリルちゃん」を使ってきました。これもコンパクトにたためるのでおすすめです。耐荷重はそこまででもなく、薪を入れすぎると不安定になってしまうのがデメリットでしょうか。棒の位置調整も少し苦労しました。
過去につくった記事も参考までに張っておきます。
焚き火台利用時に使いたい便利グッズ
焚き火台利用時には耐熱効果のある焚き火台シートを使いましょう。火の粉が散っても大丈夫ですし、直火禁止の場所も多いので必要です。
今回、火吹き棒を買ったのですが、消えそうな熾火が復活したりと相当楽でした。重宝しますし安いので1本持っておくと安心です。