11月に富士見平テント場にテント泊をして、金峰山(きんぷさん)と瑞牆山(みずがきやま)に登ってきました。1泊で百名山2つに登れる贅沢なコースです。今回は初めてテント泊をするという方も一緒に行ってきました。山はそこそこ登っているけれど、テント泊は初めて、まだ経験が少ないという方に、とってもおすすめのテント場でしたので、ご紹介したいと思います。
初めてのテント泊におすすめの理由
行ってみて初めてのテント泊にとてもおすすめの場所でした。理由は以下となります。
- 予約不要なので、天候次第で行ける
- 瑞牆山荘/瑞牆山県営駐車場から1時間以内でテント場に着くので、荷物を降ろして登頂できる
- 首都圏など都心から公共交通機関で行きやすい
- 無料の水場もある(水を運ばずに済む)
立山や上高地ほど遠くはなく、たった1時間だけ頑張れば贅沢な山ごはんも可能で、身軽に登れる点が初心者向けポイント高めでした。
富士見平テント場の特徴
広いので場所の争奪戦になりません。地面がふかふかでペグ打ちがしやすく、手で刺すのも余裕です。
女子専用スペースもあります。ファミリースペースもあるようです。
キャンプ場では見かけたことがありました、テント場での女子専用スペースは珍しいと思います。これならソロでも安心だなと思いました。
富士見平小屋でごはんやお酒を買うことも可能です。
テーブルや椅子もあるので、ごはん大会もし放題です。数は限られるので絶対確保できるとは限りませんが、時間ずらせば大丈夫そうでした。
富士見平テント場で気になるところ
唯一気になったのは、トイレです。テント泊用に用意されたトイレは男女ともに1つしかありません。私が行った時期は混んでいなかったので、ほとんど並ぶことはありませんでしたが、時期によっては朝や夕方、長打の列ができるとのことでした。
掃除をしてくれていますが、いわゆる山のトイレです。
とはいえ、テント泊の場合にトイレに行くたびにお金がかかる有料のところもありますが、1,000円で泊まることができて、トイレ代も含まれるというのはかなりの好待遇だと思います。
初心者でも登れる?
私たちは瑞牆山県営駐車場から出発し、富士見平小屋で荷物を降ろして登ったのですが、1泊であれば難しくはないコースでした。
初心者であれば、どちらか1座のみ登るなら、問題ないのではと思いました。特に瑞牆山なら短時間で登れます。ただし岩場が多く、一部鎖場もあるので、多少の登山経験は必要です。また、登山靴で雨の翌日は避ける方が無難だと思いました。
ちなみに私は鎖場に慣れておらず、岩場が特に苦手なのですが、瑞牆山はあっという間に終わってしまう印象のお山でした。金峰山はまったく違うお山で、縦走が楽しめます。
私は初日、土曜日の8時に到着したので先に金峰山から登りました。到着時間によりますが、多くの人は1日目に短時間で登れる瑞牆山、2日目に少し時間のかかる金峰山のコースを選ぶようです。そのせいか、1日目の金峰山の方が道が混んでいない印象でした。日帰りでの縦走だと、早い人でないと厳しいかと思います。
参考までに、YAMAPのコースの記録です。
【金峰山・瑞牆山】テント泊⛺️ / tanukichiさんの瑞牆山・金峰山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
駐車場の混み具合
11月の中旬の土曜日、8時に到着したのですが、瑞牆山県営駐車場はまだだいぶ余裕がありました。ただ、翌日の日曜日は11時前頃に下山したのですが、その際には路上駐車も多く、完全に満車どころかあふれている状態でした。
調べてみたところ、7時でほぼ満車という日もあったようでした。紅葉シーズンやゴールデンウィークなどは、8時で満車はザラなようなので運がよかったようです。
前日から車中泊をする人もいるようでした。
帰りに寄った日帰り温泉
帰りは甲斐大泉温泉パノラマの湯に行きました。駐車場は無料で、私が行った時点では830円。その割に、内風呂、大展望の露天風呂、サウナや水風呂と充実していました。おすすめです。
住所 | 北杜市大泉町西井出8240-1 |
アクセス | 中央自動車道長坂ICより車で15分、JR小海線甲斐大泉駅より徒歩5分 |
以上、「富士見平テント場」情報をお伝えしました。今のところ、登山に行ったことがあるけれど、テント泊初心者を誘うなら、個人的にはここがいいかなと思います。これまでは雷鳥沢キャンプ場や徳沢キャンプ場推しだったのですが、行きやすさがやや厳しかったので、推しが更新されました。