登山のギアとは。初心者が覚えたい用語の意味と基本装備

登山のギアとは 登山

登山やキャンプなどのアウトドアで「ギア」という言葉を聞いたことはありませんか。登山のギアの意味を紹介します。また、雑誌などで使われ方から「ギア」が指す道具や、登山初心者が覚えておきたい用語の意味などをまとめました。

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登山のギアとは略された言葉

登山の「ギア」は、クライミングギアを略した言葉です。ほかにもキャンプや釣りなど、さまざまなアウトドア分野において、「ギア」が使われます。

もともと英語のgearにはさまざまな意味がありますが、日本語では「装備」「道具」として使われています。

英語では道具一式を指すことが多く、少しニュアンスが違うため、和製英語と考えてもいいのかもしれません。

登山のギアは具体的に何を指す?

山道具の専門店でもさまざまなものについて、「ギア」と呼んでおり、定義はないようです。もはや山に使うものならすべて「ギア」と呼ぶのではと思いがちですが、雑誌などで特集されているものを見かけると、山に使うものならすべてギアでもなさそうです。下記のようなものが狭義のギアに該当すると考えています。

  • ヘッドライト
  • トレッキングポール(ストック)
  • コンパス
  • 登山靴
  • アイゼン
  • ゲイター(スパッツ)
  • 登山用リュック(バックパック)
  • 水筒
  • ハイドレーションシステム
  • クッカー(コッヘル)
  • ストーブ
  • ピッケル
  • スノーシュー
  • ツェルト
  • テント
  • シュラフ(寝袋)
  • サングラス
  • 時計など

ギアや山道具が特集されている雑誌を見ると、「最新」「2020年はこう変わる」「今注目のギア」という言葉があります。

ここから言えるのは、進化が分かるということ。「ギア」そのものの魅力にハマる需要が一定数あることが読み取れます。

メーカーが安全でより快適に登れるよう、努力と工夫の成果の結晶であるギア。

ギアとは山に必要な「道具」を魅力的に伝えようとする言葉である、と捉えておくとよさそうです。

初心者が覚えておきたい山用語

さて、先ほどさらっとギアの一例を紹介しましたが、用語の意味をみなさん理解していましたか。私は最初の頃、何のことか分かっていませんでした。覚えておきたい山用語についてご説明します。

トレッキングポール(ストック)

愛用のシナノの折りたたみ式トレッキングポール
愛用のシナノのおりたたみ式トレッキングポール

言葉の響きからもう分かるでしょうけれど、登山のときに補助的に使う棒のことです。ストックとも呼ばれます。

アイゼン

雪山で登山靴の靴底につけて履く凶器っぽいトゲトゲがついた道具です。アイゼンをつけることで、雪山や氷の上でも滑りにくくなります。金属製でできており、実は結構重いです。トゲトゲの数が少ない軽アイゼンと呼ばれるアイゼンもあります。お守り代わりに持っていくことがあります。

ゲイター(スパッツ)

スパッツと聞きますと、少し懐かしい響きを感じる人もいるでしょう。でも登山のスパッツは、足下に装着し、雨が小石が入ってくるのを防いでくれるものです。ふくらはぎくらいまでのショート丈とひざ下までのロング丈があります。

ハイドレーションシステム

めちゃめちゃ響きがかっこいいのですが、簡単にいうとストローで楽に水が飲める水筒です。水のパックを背中に背負い、ストロー(チューブ)で水分補給をします。わざわざ荷物を上げ下げしたり、背中から水筒を取り出すのは登山では体力を奪うもと。少しずつ水分補給することで、必要以上の水分をとるのを防ぎ、トイレの回数も減らしてくれます。

クッカー(コッヘル)

おすすめクッカーはプリムス。

クッカーは分かるのですが、コッヘルって何?って思っていました。調理器具、要はお鍋です。実はコッヘルはドイツ語、クッカーは英語というだけの違いなのです。

ストーブ(バーナー)

私はシングルバーナーもプリムスのこちら使っています。

調理するときのバーナーのことです。ガスバーナーを想像していただくといいと思います。検索しても、よく知っているストーブが出てきて戸惑うこともあると思います。登山では火力がひとつのシングルバーナーを利用することが多いです。

ピッケル

これは上級者向きですね。私は使いません。雪山用に使われる先端がとがったかぎ爪のようになった棒です。トレッキングポールのように体を支えるほか、滑落しそうな時に雪山に刺して体を支えます。

スノーシュー

スノーシュー&ゲーターをつけて雪山を歩き力尽きている様子
スノーシュー&ゲーターをつけて雪山を歩き力尽きている様子

海外製のかんじきです。かんじき知らない人もいますかね。深く積もった雪の中で歩くと足が沈みますが、沈みにくくするために登山靴につけて歩きます。

ツェルト

いざというとき、体からまいたりかぶったりする簡易型のテントです。緊急時に利用するお守りです。

ビバーク

やむを得ない場合に、山の中で野宿することを指します。そのまま寝てしまうと低体温症になってしまうことも。そのため、ツェルトを使うことになるのです。

レイヤリング

レイヤリングの一例

重ね着のことです。登山は「レイヤリングが基本」と言われ、暑さ寒さは脱ぎ気することで調節します。かつてレイヤリングと聞いて、コスプレ的なものを想像していた私がいました。

ゴアテックス(GORE-TEX)

登山経験者からすごくよく聞いたのですが、何のことか分かっていませんでした。入っているだけですごい、雨を防いでくれるのに、通気性にも長けた優れものです。レインウェアや登山靴などにも使われています。

衣類系はこちらにもまとめてあります。

参考記事:「【超初心者向け】登山の服装・ウェアの基本。春・夏・秋の服装の違い

ギアよりも先に初心者に必要な基本装備

登山では、ギアを順番にそろえていくとお金がいくらあっても足りません。特に最新のものばかり選ぶとあっというまに数十万かかります。私は初期投資で、23万円ほど費用をかけました。

優先順位の高いもの、最低限必要なものから揃えていくとよさそうです。

登山には、三種の神器と呼ばれるものがあります。それは登山靴」「レインウェア」「登山用リュック(ザック)」の3点です。

他にも新三種の神器として、「ストック(トレッキングポール)」「サポートタイツ」「アミノ酸」があります。

まずは先にこちらから揃え、「ギア」に手を出すのはお金にゆとりがあるときや、趣味としてどっぷり浸りたいときでいいのではないでしょうか。

最初はレンタルで好みの道具を見つけたり、試してみることをおすすめします。キャンプ場で借りることもできますし、登山道具もレンタル可能です。

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しかし「ギア」って、魅力的で罪な言葉ですね。

短くて無骨な響きには何か惹きつけられるものを感じます。

どことなく漂う男臭さも好きです。