低山ハイカーにとって、秋は絶好の季節。しかし、私は今、足の裏にできたイボと戦っている最中です。治療後は痛くて歩くこともままならないので、登山には行けそうにありません。かなしいので記録を残しておこうと思います。
同じように、登山やランニング、ハイキングなど、足を使うスポーツで、トラブルを抱える人もいるのではないでしょうか。イボと似たものに魚の目、タコがありますが、イボだった場合、自己処理すると悪化します。見分け方や治療法を紹介します。
魚の目、タコ、イボの見分け方
それぞれの見分け方を紹介します。
魚の目
中心に芯のような部分がある。芯が大きくなると神経を圧迫するので痛い。周辺を削っても、芯が大きくなる。表面はつるっとしている。

タコ
角質が厚くなり、硬くなっている。芯はなく、押しても痛みはない。

イボ
黒い点々のようなものが見える。表面はガサガサしている。尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)といわれるウイルス性のもの。削るとすぐに血が出る。

自己処理できるもの、できないもの
タコと魚の目であれば、自分で治療することも可能です。しかしイボはウイルスなので、削っても治りません。むしろ広がったり悪化することもあるので、病院に行くことをおすすめします。
自己処理可能なもの
タコ、魚の目
自己処理は難しいもの
イボ
魚の目、タコの治療法
治療法をここからは紹介していきます。一般的な方法や自分で試した方法を紹介していますが、自己責任でご判断ください。
以下の治療法が一般的かと思います。
スピール膏(こう)
薬局で売っています。塗るタイプよりも、貼るタイプのほうがおすすめです。
削る+ピンセットなどで取り除く
削る場合には、足の角質削り専用のカッターがあります。1,000円くらいで購入できるので、便利だと思います。病院でも利用しているドイツ製のゾーリンゲンペディ―といわれる足裏用の角質削りがおすすめ。お風呂上りなどに削ると楽しいです。
ただし、魚の目の場合は、ピンセットで目の部分を引き抜く必要があります。
イボの治療法
最も厄介なイボの治療法です。
液体窒素
マイナス200度くらいの液体窒素を当てて焼きます。綿棒などを当てるか、スプレーをかけて治療します。コストは安く済み、手っ取り早い治療法ですが、痛いです。
木酢液
お風呂上がりに綿棒でつけていました。膿んだようになり、痛くなってやめてしまいましたが、もしかしたら治る過程だったのかなと思います。ネット上の口コミを見ると、効果があった人もいるようです。ただ、臭いは強烈です。お酢と燻製を合わせたような強烈な酸っぱい臭いがあります。期間は数ヶ月から半年と、液体窒素より長くかかります。費用も液体窒素よりは高くついてしまうと思います。
ヨクイニン
錠剤があり、薬局でも売られています。ほとんどの場合、ヨクイニンのみでは治りませんが、あわせて飲むのがいいと思います。イボへの効果は正直分からないのですが、肌荒れが治ったので、効いているのかなと思います。
はとむぎ茶
薬局やスーパーで売られています。最も手頃で手軽に始められる方法です。はとむぎは、漢方名でヨクイニンを指します。少し癖はありますが、飲めなくはありません。
ゲンタシン軟膏
抗生物質を含む塗り薬です。細菌のタンパク質ができるのを邪魔するので、増殖を抑えることができます。ただし根本的な治療にはなりません。市販されておらず、病院でもらう必要があります。
やめたほうがいい治療法
自己判断で試したものの、おすすめしない治療法も紹介しておきます。
スピール膏(こう)
イボにスピール膏を貼っても治りません。むしろ私の場合は悪化しました。
削る
血管が浮き出ているので血が出ます。削るだけでは治りません。これも悪化しました。
イボ取り地蔵
ときどき山にもある、祈るという治療法。 基本、治らないので、やらなくてもいいと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。山にも行けず、歩くのも痛いのですが、早ければ早いほど治るのも早いので、放置せずに対処するのが安心です。合わない登山靴などでタコができる場合もあります。小石を踏んで怪我をして、最近が入ってしまうこともあります。登山に足のトラブルはつきものだと思います。
同じように悩んでいる人の参考にと思って書きましたが、読みたくなかったらごめんなさい。