登山を始めたばかりの頃に登った天覧山と多峯主山(とうのすやま)。今より初心者の私でも、物足りなさを感じた登山でした。
年末年始に体調を崩してしまったのですが、リハビリを兼ねて山ごはんを思う存分楽しみたいという気持ちが高まってきました。そんな時に思い出したのが飯能のお山。傾斜がゆるやかで、歩く楽しさを思い出させてくれる山です。長めに歩くこともできれば、途中離脱もできます。
今回は、天覧山と多峯主山に加えて、龍崖山(りゅうがいさん)を登り、飯能のプチ縦走ができるコースを歩いてきました。
飯能低山めぐりのルート
飯能駅から出発し、天覧山→多峯主山→龍崖山、そして再び飯能駅に戻ってくるルートです。詳細はヤマップに記録しておりますので、よかったらご覧ください。
龍崖山で餃子ラーメンごはん♨ / tanukichiさんの多峯主山・天覧山・龍崖山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
さらに歩くなら
このルートが物足りなければ、他にも合わせて歩けるハイキングコースがあります。また、飯能三山である柏木山もあわせて歩く方法も。飯能三山は、多峯主山、龍崖山、柏木山を指します。
飯能のお山はどこも里山らしくてとても魅力的です。気分次第で変えてみたり、途中離脱してみるのもいいですね。
歩くのにおすすめの時期は?
おすすめの時期は夏以外です。コンクリートの舗装路も歩くので、真夏の炎天下に低山を歩くとかなりしんどい気がします。お花が楽しめる春は特におすすめです。
ごはんはどこでつくる?
天覧山は火気厳禁なので、多峯主山か龍崖山となります。多峯主山のほうが比較的混んでいるので、個人的には龍崖山をおすすめします。
どちらも展望があり、ベンチもあります。数は多くないので、座るとき用のレジャーシートがあると安心です。
ごはんを食べて帰るなら?
飯能駅は色々とお店が充実しているので、おすすめです。チェーン店も多いのですが、選択肢が多いので気分次第で色々と選べます。
帰りに温泉入って帰れる?
温泉行くなら「宮沢湖温泉 喜楽里 別邸」がおすすめです。車だと駐車場無料で利用できます。公共交通機関の方はバスで15分ほどで行くことができます。
温泉のすぐ前にあるバス停が「宮沢湖温泉」で、下ったところにある徒歩5分くらいのところにあるバス停が「メッツァ」です。どちらでも利用できます。
メッツァ近くの駐車場は空いていますが、温泉近くの駐車場の方が数が少なく争奪戦です。
また、土日祝日は混みます。混雑状況を調べてから、行ってもいいかもしれません。混雑状況は、ニフティ温泉やGoogleの「訪問数の多い時間帯」のライブ情報から見ることができます。
飯能ハイキングの見どころ・コース
今回のハイキングコースを個人的な見どころを交えてご紹介します。
奥武蔵自然公園からスタートします。この公園を歩くだけで気持ちの良い雰囲気です。四季の応じた草花が楽しめます。梅、桜だけでなくリーフガーデンなどもあるようです。
天覧山の少し手間に、十六羅漢仏がいます。結構な細やかな彫刻なので見ていくといいかも。
天覧山からの展望です。超低山には見えないのでは。
次のお山に向かいます。ここは階段。見返り坂というそうです。
見返り坂の由来が書いてありました。源義経の母、常盤午前が振り返りながら登ったことにより、この名前がついたとか。
また、飯能笹という笹もあります。この地にのみ限られて映えているそうです。
こういう道が大好きです(楽だから)。わくわくします。
雨乞池に到着しました。雨乞池の水は枯れることがないそうです。鼻をつまんで息を止め池を7周して、雨乞いをしたのだとか。
以前はここはクライミングの聖地だったようです。今は禁止されています。
ドレミファ橋。橋脚をぴょんぴょんと飛び越えて渡っていた際に「ドレミファ」と歌いながら渡ったので「ドレミファ橋」となったと言われているんだとか。意外と浅い由来でした。そういうの、嫌いじゃない。
龍崖山にたどり着きました。八耳堂(はちじどう)と軍荼利神社(ぐんだりじんじゃ)があります。このあたりの雰囲気がまたよいです。また、トイレもあります。
この歓迎してくれている感がとても好きです。手前には竹の棒も置いてくれています。とても手入れが行き届き、愛があふれる看板がそこかしこにあるすてきな里山です。
多分ここが核心部。階段が続きますが、ロープもあって歩きやすいです。このくらいないと物足りないのでちょうどいいのでは。
低山なのに展望がよいのもポイントです。家の近くにあったら毎日登っちゃうでしょう。
以上、低山なのに楽しめる飯能の楽しい縦走をご紹介しました。