秋に、霧ヶ峰、車山と鷲ヶ峰、八島ヶ原湿原巡りで一泊二日の旅をしました。
「初心者だけど旅を楽しみながら歩きたい」「山旅がしたい」「ゆるキャン△の聖地巡りがしたい」という方にぴったりの場所です。
今回は、宿泊した鷲が峰ひゅってと鷲ヶ峰、八島ヶ原湿原歩きについて紹介します。
霧ヶ峰と車山やアクセスについては前編をご覧ください。
鷲が峰ひゅってでフレンチを堪能し、読書に励む
1日2組限定で本格的なフレンチのコースがいただける山小屋、鷲が峰ひゅってに泊まりました。
私が泊まった山小屋史上、もっとも建物やインテリアが洗練されていて、ごはんのレベルが高すぎる山小屋でした。車でも行けるので、もはや山小屋と呼ぶのがはばかれるほど。どんなお宿だったのか、紹介します。
鷲が峰ひゅっての外観
小さな発見がいくつもあります。宿の周りを一周してみるだけで、小人がいそうな気配を感じられるはず。かわいいものを見つけながら歩くのが楽しいです。
鷲が峰ひゅってのお部屋
入口から入って右手にはピアノが、左手には本がたくさん取り揃えてあります。
ちなみに本はお部屋まで持ち出して読むことができます。どこか懐かしい貸し出しスタイル。読書室で読むのも格別ですし、お部屋にこもって読書に励むのもまたいいものです。
薪ストーブが中央にあり、吹き抜けになっていて2階にまで伸びています。アンティークの調度品と間接照明の明かりが心地よい空間です。
さらに奥にはダイニングがあり、ここでごはんを食べました。厨房は見えませんが、本格的なキッチンがある様子が伺えます。
個室はこたつのある和モダンなお部屋でした。ストーブをつけて本を持ち込んだら、もう動けません。
他にも、読書室として開放されているお部屋があります。ここで背筋を正して読むのもいいですね。
新型コロナ対策もされており、洗面台が一組に一つ、また入浴用の設備も一人ひとりの足ふきマットやカゴを利用する形になっています。
今は1日二組限定なのですが、お部屋の多さから、以前はもっと人を受け入れていた様子がうかがえます。
人が少ない分、丁寧に丁寧に接してくれているよう。日々を過ごさなければという気持ちにさせられます。
鷲が峰ひゅってのごはん
デザート付きのフルコースでした。感動的においしく、絶対に家でつくれないお味。
お酒も置いてあります。
メニューは日によって異なりますので、当日のお楽しみにしてみてください。
とにかく予約できる数が少ないので、もし気になったら、早めにお部屋を予約してみることをおすすめします。絵本の中の世界のようです。ここに泊まるだけで私は幸せ度が高まりました。
「鷲が峰ひゅって」について調べる 霧ヶ峰エリアの宿をもっと見る鷲ヶ峰、八島ヶ原湿原を歩く
鷲が峰ひゅっての周辺には、バスか車での移動にはなりますが、歩くのに適した場所がいくつかあります。
車山、霧ヶ峰は初日に行ったので、鷲ヶ峰、八島ヶ原湿原を歩きました。
八島ヶ原湿原は霧ヶ峰湿原植物群落のひとつです。天然記念物に指定されており、400種類近くの植物があります。遊歩道が整備されており、スニーカーでも歩けそうな高低差の少ないおだやかな道です。木道の道もあるため、尾瀬に少し似た雰囲気かもしれません。
ただし鷲ヶ峰まで行くなら、足元はガレている場所もあるので、登山靴で登った方が安全そう。道は整備されていて歩きやすく、最初にビジターセンターもあるので安心です。
時期によりますが、途中にカフェもあり、ゆったり散策するのに適しています。
おわりに
豊かな時間が過ごせる八ヶ岳の霧ヶ峰エリア。1泊2日とは思えないほど、濃厚な時間が過ごせました。たまには登山時間を費やすだけでない、山旅もいいものです。鷲が峰ひゅって以外にも魅力的なお宿もあるので、機会があればぜひ泊まってみてください。
とはいえ、鷲が峰ひゅって一押しです!
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