登山に麦茶ってどうなの?と疑問に思ったことありませんか。実はノンカフェインで、登山にも適しています。登山に持っていくのに適した飲み物について、ご紹介します。
登山に適しているといわれる飲み物
一般的に登山に適しているといわれる飲み物です。
- 水
- スポーツドリンク
- 経口補水液
- アミノ酸飲料
- 麦茶
水や麦茶の場合、ナトリウムが不足してしまうので、塩分も一緒にとる必要があります。急な脱水症状には、経口補水液やパウダー(粉)もあるので、それらが手元にあると安心です。
経口補水液に近いものは自分でつくることもできるようです。
経口補水液の作り方(「STOP熱中症」サイト)
登山に適していないといわれる飲み物
登山に適していないといわれる飲み物には、以下のようなものがあります。
- アルコール飲料
- 炭酸飲料
- コーヒー
- 紅茶
- 緑茶
- ソフトドリンク・果汁
利尿作用があるものや、水分がほしくなるもの、逆に水分が取れなくなるものがNGといわれています。特に注意が必要なものがアルコール飲料。利尿作用を促進し、脱水症状になることもあります。
とはいえ、山で好きなものを飲みたいですよね。私は飲みたいです。ですので、トイレの心配があまりいらなそうな山や、宿泊時などには私はコーヒーを持っていきます。お酒は宿泊時に現地調達。体力の心配がいらなさそうなときにビールを飲むくらいに留めています。
私が登山に持っていく飲み物
私が登山に持っていく飲み物は以下です。
- 水
- お湯
- スポーツドリンク
- 味噌汁
- 梅こぶ茶・昆布茶(ノンカフェインです)
- スープ
- コーヒー(トイレの心配がいらない時のみ)
- 紅茶(トイレの心配がいらない時のみ)
水は、怪我を洗ったり、手を洗ったりするのにも使えるので、必ず持っていく飲み物です。
お湯はガスバーナーで沸かすか、水筒に入れて持っていきます。コーヒーを持っていったのに、コップを忘れてしまって飲めなかったときは悲しかったです。
特におすすめなのが、塩分の入った味噌汁や梅こぶ茶、スープ類。山でお湯を沸かして飲むと、とてもおいしいです。おにぎりがあればそれだけで大満足のごはんになります。山小屋でごはんが余ったとき、ふりかけにも使えるので、梅こぶ茶は本当におすすめです。
必要な水分量
登山に必要な水分量も押さえておきましょう。以下の計算式で算出できます。
出典:「登山の運動生理学百科」山本正嘉教授
体重50kgの人が5時間歩くなら、2.5本が最低限必要な本数になります。
トイレの心配をするなら、少しずつ飲む方がおすすめです。一気に飲むと余分な水分が尿となって排出されてしまいます。
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神経質になりすぎない
麦茶はノンカフェインで、登山には適した飲み物です。麦茶だけだとナトリウムが足りなくなってしまうので、塩分も持っていけば安心。
何がだめ、何がいいとあまりにも神経質になりすぎず、トイレの場所と自分の体力の限界をしっかり把握して、登山を楽しむことが一番ですよね。
また、下山後は、クエン酸が入ったしそジュースや果汁などで、疲れをとってあげるのもいいと思います。お気に入りの飲み物を見つけてください。