わずか42g! 登山にも最適なマーモットの超軽量サコッシュの欠点が見つからない

マーモットのサコッシュ 登山
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マーモット(Marmot)の超軽量サコッシュを入手しました。軽い気持ちで買ったものの、使えば使うほど「こんな工夫が!」という発見があります。もしかしてこれまで見てきたサコッシュ史上、一番良い気がします。

店頭で見かけたとき、どこかで見覚えのあるような気が。この既視感なんだろうと逡巡し、ある商品が思い浮かびました。

山と道のサコッシュです。

色によってはいまだ入荷待ちもある、あのULハイカーに人気のサコッシュに少ーし似ている…。軽量を狙うなら、こういう形状が合理的なのかもしれませんね。違いについても触れていきたいと思います。

いろいろ見てみて、自分なりの基準をつくって、各々好きなサコッシュを選んだらいいと思います。

マーモットのサコッシュをレビューします。

マーモットのサコッシュのスペック

まずは最初に、マーモットのサコッシュのスペックをまとめました。

スペック
  • 平均重量:42g
  • ナイロン:100%
  • 色:ベージュ、キャメル/ブラック、ネイビー、イエロー/ホワイトの4色
  • サイズ目安:横27cm×縦21cm(折りたたんだ状態)、29cm(伸ばした状態)×マチ3cm(最大幅) ※たぬ吉計測なので参考値
  • 価格:6,050円(税込) ※希望小売価格です
  • 機能:ライトウェイト/ジョイントループ/表シリコンコーティング/両面ポケット/耐久性

マーモットのサコッシュのよいところ

具体的によいところを紹介します。

異常に軽い

まず、肩にかけたとき、「かけてる?」と不安になるくらいの軽さ。「うわ、軽っ」って叫びました。入れた荷物の重さだけが存在するようで、サコッシュ自体の重さを感じさせません。重さはたったの42g。どのくらいかというと、水でいうと大さじ3杯くらい。伝わりますか…。卵が約60gくらいらしいので、卵1個よりは軽いです。分かりやすいようで、分かりにくいですよね。

ちなみに山と道サコッシュの重さは一番軽い46gから65gまであります。それよりもさらに軽いというのが驚きです。

ポケットがすごいある

表側に3分の2、3分の1くらいで分かれる形でポケットが2つ、裏側に1つなので計3つのポケットがあります。

ポケットがすごいある
ポケットがすごいある

裏側のポケットにもマジックテープがついています。

裏側のポケットにもマジックテープがついている

物が落ちないのに取り出しやすい

メインの部分は大容量でマチがあり、取り出しやすくなっています。マジックテープで止められるようになっており、さらにフックで落としたくないものをくっつけておくこともできます。

大容量の中央部分はダイレクトに取り出しやすい
大容量の中央部分はダイレクトに取り出しやすい

サイズはスペックでもご紹介した通り、幅約27cm、高さ約21cm(折りたたんだ状態)、伸ばした状態だと約29cmとなります。

折りたたんだ状態です。

普段利用するときは折りたたんだ状態で持ち運ぶことになります。この折りたたみによって、物がかがんでも落ちにくくなります。この点は山と道の改良版ともいえるのでは。さっと取り出せるのがポイントです。

長さ調整が楽

調整紐があり、瞬時に長さを調整できます。登山中は体に密着させて、ボディバックっぽく使いたい方にもおすすめです。

調節紐がついている。この黒い部分を引っ張ると瞬時に短くできる
調節紐がついている。この黒い部分を引っ張ると瞬時に短くできる。天才か

とっても丈夫

軽量でありながら耐久性に優れた生地を使っているそう。また、シリコンコーティングが施されているので耐摩耗性も高いです。

そのほか特徴的なところを紹介します。

水抜き用の穴がついています。万一雨に降られても、そこに水が溜まりません。

水抜き用の穴とジョイントループがついています。
水抜き用の穴とジョイントループがついています。

裾にジョイントループがついています。カラビナでザックに固定すれば、無駄な動きを抑えてくれるようです。

実はこちら、日本に山スカートを広めた、四角友里さんとのコラボ商品です。過去にもマーモットからサコッシュ出ていますが、さらに改良されたようですね。四角友里さんはマーモットで他にもコラボ商品出しています。いずれも考え抜かれたものが多く、今でも店舗に置いてあります。

公式サイトを見ると、女性向けのマークがついていますが、説明には男女問わずおすすめとあります。サイズ的にはどうなのでしょうか。

実際に使ってもらいました。男性が使ってみても、問題なさそうです。

男子が使ってみたところ
長さは紐で瞬時に調整できます。一番短くするとこんな感じです
長さは紐で瞬時に調整できます。一番短くするとこんな感じです

マーモットのサコッシュのイマイチなところ

紐の部分に厚みがないので、重いものを入れるとダイレクトに感じやすいかもしれません。

色がもっと増えると嬉しいなあと思います。個人的に色は山と道のサコッシュのほうが色づかいは好きです。

というくらいでして、結構ないんですよね。何とかケチをつけてやろうと探し回ったものの、本当にない。今のところ手放しでいい商品だと思います。

サコッシュ選びのポイント

サコッシュ選びで私が心がけていることです。

ショルダーの部分が紐でなく、適度な太さがあること

紐タイプ見かけるんですが、たくさん入れてしまうと食い込んで痛いです。紐はおすすめしません。適度な幅があるものがいいと思います。

ザックと干渉しないこと

ポーチやボディバックは、チェストストラップやヒップベルトを締めるときに当たってしまって邪魔なこともあります。基本的にサコッシュであればほとんどの場合干渉せずに使えると思います。先にサコッシュを背負ってからザックがおすすめです。荷物を置いて、トイレに行きやすいですよ。

蓋をしなくても、物が落ちないこと

ボディバックの場合、特にファスナー開いていても、斜めになっているので物が下に落ちたりするんですよね。ほとんどのサコッシュの場合は形状から物が落ちないようになっていると思います。

開閉が楽であること

開閉が楽だと地図や携帯電話などがさっと取り出せます。ファスナーよりはマジックテープのほうが楽です。

軽いこと

数十グラムの違いでも、この重さが地味に効いてきます。軽いは正義です。

普段使いもできる

そして魅力にハマると抜け出せなくなります。登山でなくても普段使い倒すようになりますので、私服にも合う、あまりにも浮かない色がおすすめです。

まとめ

マーモットの超軽量サコッシュは今のところ、悪い部分が見つからないおすすめのサコッシュです。軽くて取り出しやすくて物も落ちにくい。万人受けする商品だと思います。

サコッシュ煩わしいのでいらない、と思っていた人にこそ、軽量サコッシュは試していただきたいなと思います。