2024年に買ってよかった登山装備をご紹介します。他にも投資してしまったのですが、思い返してみるとスリーピングマットを除き、利用頻度が高いものが残る結果となりました。
アルトラのオリンパス
アルトラのオリンパス5を購入しました。今の最新はオリンパス6となります。購入してから大活躍しました。ハイカットの登山靴を履いていくのだと、下山後や道中が長い時にややかさばる印象がありました。かといって、もともともっていたローンピークだと、私の場合はやや心もとない印象だったのですが、オリンパスはかかとを支えてくれる感じで、ちょうどいい安定感でした。これで夏に北アルプスの縦走に出かけましたが、問題ありませんでした。おかげでハイカット登山靴の出番がめっきり少なくなってしまいました。
レビューはこちらも参考になさってください。
ミレーのティフォン 50000ストレッチ ジャケット
高い防水透湿性と快適な着心地を両立した高透湿防水ジャケットです。名品として有名な商品かと思います。
こちらの一つ前は、モンベルのストームクルーザーを使っていました。レインウェアは3着目ですが、着ていて本当に楽です。気に入っているのはストレッチ性。通気性もいいのですが、シャカシャカ音がせず、いわゆるレイン着ている感がないので、ウィンドブレーカー替わりにも利用しています。
また、モンベルに比べて街になじむデザインと色だったので、普段使いしやすいのもよいところです。ミレーのロゴが変わるタイミングで、セールだったので旧ロゴのタイプを購入しました。軽量のレインウェアが欲しくて、正直なところティートンブロスのツルギライトジャケットを購入するつもりで行ったのですが、いざ着てみるとティフォンの着心地が本当によくて…。やや衝動買いだったのですが、購入してよかったです。
Okara(オカラ) のリーテッ(Litet)
Okara(オカラ) のリーテッ(Litet)は約12リットルのデイハイク用のバックパックです。ずっと入荷待ちになっていて、運よく購入することができました。見た目も大層かわいく、横から荷物も取り出しやすくて使い勝手が非常にいいです。背中のメッシュに雑に物が入れられるのもよいところ。
買ってみて分かったのが背中に吸い付くような背負い心地。そのうえアタックザックにも使える薄さと軽さ、街になじむデザインと、文句のつけようがありません。ドリンクホルダーは付いていませんが、ひっかける箇所があるため、別途購入したものを利用しています。購入したのは12月ですが、相当ヘビーに利用しています。
購入前は20リットルのバックパックか、トレラン用のパーゴワークスのRUSH11Rを利用していました(夫のを勝手に利用)。しかしトレランはやらず、荷物の出し入れがちょっとしづらいため地味にストレスを感じることも。街になじまないのも気になっておりました。
アタックザックはネイチャーハイクのを使っており、何でもいいやと思っていたのですが、背負い心地や肩のゆるみが気になることもありました。
かねてから狙っていたOkara(オカラ) のリーテッが再入荷されたタイミングで購入できました。and wander(アンドワンダー)のsil daypackとも迷ったのですが、街になじむという意味でも背中のメッシュがあるという点でもよかったです。
インジンジの靴下
縫い目のない5本指靴下で、履いていてとにかく気持ちが良いです。メリノウールのようなやわらかさがあります。5本指ですが、時間かからずに履くことができるのも魅力です。私が購入したのは、トレイルミッドウェイトミニクルー。足先の広い、アルトラとの相性がとってもよいです。足指のトラブルをかかえる人にもいいのではと思いました。
登山で使っている靴下はこちらをご参照ください。
ミレーのワッフルウールクルー
何かと活躍しがちだったのが、ミレーのワッフルウールクルー。ウールと化繊のハイブリッドで、ウールは70%含まれています。ハイブリッド商品はよくあり、他にも持っているのですが、なぜかワッフルウールクルーばかりを選んでしまいます。
チクチクしないメリノウール、汗が張り付きにくいワッフル素材、コンピュータで編み上げられた縫い目のない縫製など着心地の良さの秘密が詰まっています。袖口にサムホールもあり、手袋をはめるか迷う時に重宝します。フーディータイプやタイツもあります。
調べたところだと公式よりもアマゾンなどの方が安いかもしれません。セールのときもあるので、色々見て探すと良いと思います。
Rab(ラブ)のウルトラスフィア4.5
発売してからこのスペックにこのお値段でいいの?と話題になっていたスリーピングエアマット「Rab(ラブ)ウルトラスフィア4.5」です。R値は4.5あります。そのため、秋冬のテント泊にも使えそうです。テント泊に行く前に購入しようと秋くらいから探していたのですが、どこも売り切れ。NEMOも欲しいR値は売り切れで、サーマレストだけありましたがお値段が高く悩んでいました。
もともと私が持っていたのは石井スポーツで購入したパイネ(PAINE)クラウドマット。サイズも100センチくらいのものです。軽くて安くて丈夫ならいいやと思ったのですが、底冷えで眠れない時があり、11月のテント泊では無理だろうと思って探していました。
こちらもカモシカスポーツのリアル店舗で運よく売っているのを発見。本当に運がよかったようで、数日後は売り切れていました。店員さんによると、温かいけど軽量な商品だそう。
R値: 4.3、サイズ:183cm x 51cm x 8cm、重量:370gですが、デメリットは生地が20デニールと薄いこと。パンクのリスクがNEMOに比べると高めとのことでした。その分軽量さは勝っています。
涸沢カールのような岩だらけの、すごく尖った場所でなければ、問題ないと思いました。気になる場所の場合はマットを持っていくとよさそうです。暖かく寝心地もよかったです。
2024年12月時点だと、Amazonや楽天などで売っているのは高いかもしれません。実際には2万円代です。私は23,100円で購入しましたが、過去はもう少し安かったようなので今後も値段は変動する可能性があります。それでもスペックから考えると、安いほうだと思います。
メリノウールの腹巻
登山中も腸を温めるとよいと聞いて、腹巻を導入してみました。こちらは石井スポーツで購入したブランド不明なものですが、本当に暖かくお腹に力が入る感じです。
おススメしてくれた方は夏も利用しているそうです。腸内環境を整えたり、免疫力アップにも貢献してくれるのだとか。
特に秋、冬の寒くなったころに、そこまで高くなくモンベルなどでも購入できるので、腹巻おすすめです。私は腹巻をネックウォーマーにも利用したりしています。
コットンが入っていたり、保湿性のあるユニクロのヒートテックのような素材でなければ、安物でもいいのではと思います。
アトリエブルーボトルのALPHA HOODIE
アトリエブルーボトルのALPHA HOODIEは、ALPHA DIRECT60を利用しています。60だと最も薄手な方だと思います。開発秘話にもありますが、嘘みたいに軽いです。これなら、防寒着どうしようかなというシーンにもよさそうです。
ここ数年話題になっているアクティブインサレーションのひとつです。帝人のオクタに比べるとアメリカのポーラテック社の素材なのでドル高の影響もあって高いですが、着心地は気に入りました。涼しいのに暖かい。不思議な感覚です。
しかし弱点としては引っ掛かりやすいこと。特に盲点だったのはマジックテープでした。とはいえ私は低山ハイクが多く、藪漕ぎもしないので、マジックテープにさえ気を付けていれば、おおむね問題なさそうでした。
ロウロウマウンテンワークスの「旅チビトート」
日常使いを相当しているのが、ロウロウマウンテンワークスの「旅チビトート」です。サコッシュなのですが、容量可変でボディバックのように使えるところがお気に入り。ザックと干渉しにくく、視界を遮りにくいのです。アジャスターを外して使うこともできます。
ただ、マジックテープ付きなので、ALPHA HOODIEとの相性はすこぶる悪いのが悩みどころです。
サーモスの真空断熱チタンボトル
サーモスの真空断熱チタンボトルの公式の保温温度は6時間で69℃以上、保冷効力(6時間) 10℃以下。熱湯が必要なカップラーメンでなければ十分な保温力ではないかと思います。約210グラムと通常の山専用ステンレスボトルに比べて2割くらい軽いので、保温力をとるか、軽さをとるか悩んだ時は、私は軽さを選ぶ方が多かったです。
結構な衝動買いでしたが、意外にも活躍してくれる見た目もかっこいい優秀な子です。
以上、2024年買ってよかった登山装備をご紹介しました。もう色々揃ったし、今年は買わないぞと決めているのですが、色々買っていますね。みなさんは買ってよかったと実感している装備はありますか。ぜひ振り返ってみてください。