【登山・アウトドアの日焼け止め】種類や選ぶときのポイントを紹介! スプレーやスティックタイプも

日焼け止め 登山
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登山やアウトドアで欠かせない日焼け止め。日焼け止めの種類ごとの特徴や、選ぶときのポイント、日焼け後の対策を紹介します。

日焼け止めはなぜ必要?

日焼けとは皮膚が炎症を起こすことです。紫外線は高度が上がるにしたがって、1000mごとに約10%増加するといわれています。

紫外線は波長によってUVA(長波長紫外線)、UVB(中波長紫外線)、UVC(短波長紫外線)の3種類に分けられます。UVCはほとんど地上に届かないため、私たちに日焼けを起こすのはUVAとUVBといわれています。

ピンとこないかもしれませんが、PAやSPFという文字がそれぞれの強さに該当します。

紫外線の種類強さを示す数値
UVA(長波長紫外線)PA+(例:PA++++)
UVB(中波長紫外線)SPF(例:SPF50)

UVAは日焼け後しばらくして皮膚を黒く変色させ、シワやたるみの原因になるといわれています。一方UVBは浴びた直後に皮膚を赤くして炎症を起こします。これは、シミやそばかすの原因になるといわれています。

これらを防ぐために、日焼け止めは必要となります。

日焼け止めの種類

日焼け止めには大きく分けて「クリームタイプ」「ジェルタイプ」「スプレー缶タイプ」「スティックタイプ」があります。それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。

王道「クリームタイプ」

やはり昔からあるのはクリームタイプ。機能はしっかりしているものが多いです。

メリット

保湿力がある

デメリット

伸びにくいものがある

白っぽくなりやすい

クリームタイプの人気商品


付け心地が軽い「ジェルタイプ」

ここ5年くらいで流行り始めた印象です。みずみずしくて付け心地が軽いため日常使いにも適しています。

メリット

水っぽくてよく伸びる

付け心地が軽い

デメリット

保湿力はミルク・乳液タイプより弱め

ジェルタイプの人気商品

手が汚れずさっと塗れる「スプレー缶タイプ」

屋外でさっと塗りなおしができます。髪にもかけられるのが大きなメリットです。

メリット

手が汚れず短時間で塗れる

髪の毛にも塗れるのが便利

デメリット

ムラが出やすい

場所によっては周囲の人に迷惑な場合も

スプレー缶タイプの人気商品

直接塗る「スティックタイプ」

韓国から広まり、実は登山でも増えつつあるスティックタイプ。ポケットに入るくらいのサイズで、手を汚さずにさっと塗ることができます。

メリット

手が汚れない

デメリット

ムラが出る

補助的な利用となる

スティックタイプの人気商品ポケットに入る!

日焼け止めを選ぶときのポイント

日焼け止めはご紹介した「種類」のほかに、PA、SPFの強さ、落としやすさで選ぶといいと思います。

種類好きな使用感と利用シーンから選ぶ
クリームタイプ、ジェルタイプ、スプレー缶タイプ、スティックタイプ
PA、SPFPAは++以上、SPFは30以上がおすすめ
肌が弱い人は強すぎると負担を与える場合があるので、強ければ強いほどいいわけではない。
肌が弱い方はPA++、SPF30程度を選ぶといい
落としやすさお湯で落ちる、せっけんで落ちる、メイク落としで落ちる
など落としやすさは異なる。個人的にはせっけんで落ちるくらいがおすすめ

たぬ吉愛用の日焼け止め

私が愛用しているのは、2つあります。

ビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンス

ひとつは、「ビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンス」。SPF50+、PA++++と最高レベルで、やや色が半透明でヒアルロン酸などの保湿成分が配合されています。

とてもお手頃価格ですが、みずみずしくて肌が突っ張ることがなく、日焼け止めをつけているのを忘れてしまうほどの軽さ。もう普通の日焼け止めには戻れません。個人的にはジェルタイプとして販売されているものよりもウォータリーエッセンスのほうが付け心地が好みです。

日常使いと紫外線が強くない時期の登山で利用しています。登山で利用する人は少ないかなと思いきや、案外、山ガールたちも利用しているようです。

イマイチかなと思った点は、ウォータープルーフタイプではあるものの、汗や摩擦に強くはない印象も。たとえば真夏の朝のランニングに利用していたところ、頬がひりひりとピリつくことがありました。また、旦那さんが真夏の船釣りの際に利用したところ、見事に黒くなって帰ってきました。汗が大量に流れる炎天下で塗りなおしもせず長時間いるのは、少々厳しいのかもしれません。2、3時間置きに塗りなおせば問題なさそうでした。

ビオレ UV アスリズム スキンプロテクトエッセンス

2つめは、「ビオレ UV アスリズム スキンプロテクトエッセンス」。「40℃・湿度75% の過酷な環境にも耐える」ことをウリにしています。

色は真っ白ですが、白っぽくもなることもありません。アクアリッチに比べると、伸びにくさがあり、付け心地はやや重くなります。しかし、昔の日焼け止めのような張り付く不快な感じはありません。こちらは真夏の朝のランキングでも、頬が焼けてヒリヒリすることはありませんでした。確かに汗や擦れには強いと思います。塗り直すが面倒な人にはこちらがおすすめです。お値段も比較的お手頃なのもうれしいところ。

昔は金のアネッサも使っていました。ただ肌に張り付く感じがあり、落とすのも面倒なのでやめてしまいました。今は改善されているかもしれませんが、お値段も高いので私はなかなか手が伸びません。

忘れちゃいけない意外な日焼けの場所

唇も日焼けします。皮がむけたり腫れたりして痛いです。UV入りのリップクリームがあるので、普段から塗るといいと思います。

髪の毛

髪の毛意外と日焼けするのですよ。夏の終わりにパサついたり変色した経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。UV対策ができるトリートメントなどもあるので、事前につけておくとよさそうです。何よりも帽子をかぶって紫外線対策しましょう。

雪山に登るときはサングラスやゴーグルを持参しましょう。目は紫外線に弱いのです。そうなると光誘発角膜炎といわれる炎症を起こし、目が痛くて涙が止まらず開けられない状態になります。私もスキーで起こりました。

それでも日焼けしてしまったら?

1.冷やす

まず冷やすことが大事! 濡れタオルや氷を入れたタオルを肌に当て、炎症を抑えます。

2.保湿

次にとにかく保湿!保湿! 化粧水をたっぷり使って保湿したのち、美白用のマスクでパックします。

3.サプリメント

ビタミンCをとります。ビタミンCには抗酸化作用があり、メラニンの生成を抑えるといわれています。

4.赤い果物、野菜を食べる

リコピンを含んだ果物や野菜を食べます。代表的なのはトマト。スイカやパプリカもおすすめです。

年齢とともに増えるシミたち

私もシミが肌に増えてきました。気にしすぎていたら登山などできません。最悪お金の力でどうのこうのする方法もありますし、有能なコンシーラーもいる。何よりもシミで死にはしません。いつかかっこいいシニアになれるはずと思って開き直っています。