これから登山に関連して読んだ書籍やマンガを紹介していこうと思います。まずは「とことん親切マップで登る3時間登山 首都圏の見晴らしがいい山25」。登山入門者の最初の一冊としても手にとっていただきたいおすすめの本です。
この本が向いている人
入門者に向いている本だと思います。
- 登山入門者
- 地図を読むのが苦手な人
- 首都圏近郊に住む人
書籍の概要
著者
中田真二さん
出版社
誠文堂新光社
価格
1,300円+税
発行年月
2016年7月21日発行
ページ数
190ページ
文調
だ・である調
色
フルカラー
写真やイラスト/図解
写真は豊富です。読みものというよりは、ガイド本となります。
写真でルートが分かります。地図もセットでついています。
著者の紹介
長野県松本市出身。幼少期より山に親しみ、高校、大学と山岳部で山と部室の往復に明け暮れる。出版社勤務後、登山技術向上のため北米、ヨーロッパへ。帰国後、山歩家に転身。登山初心者のためのガイドブック制作に情熱を注ぐ。2016年6月現在、国内外2891座に登頂。1年の半分を山で過ごす。高山から里山まで守備範囲が広い。
この本を読んで分かること、できること
分かることは大きく2点です。
- 地図と写真の両方でルートが分かる
- 入門者、初心者向けの首都圏近郊の山が分かる
地図を読むのが苦手な方も写真でルートが分かります。ていねいすぎるほどていねいです。
写真には番号が振ってあり、その番号が地図とも連動しているので、目と地図の両方で確認することができます。分かりやすさ、初心者の迷いどころをしっかり意識して書かれている印象です。単なる情報の寄せ集めにはなっていません。
登山口までのルートを迷うことがありますが、駅から書いてくれているので安心です。
構成は山の魅力や交通機関の紹介が文章中心に書かれたのち、写真でのルート確認、地図でのルート確認という流れです。
紹介している山は全部で25座あり、本当に入門者・初心者向け。私が登山を始めたばかりでも問題なく登れた山がたくさん載っていました。たとえば高尾山、天覧山、大山、筑波山、鋸山、浅間山、長瀞アルプス、箱根旧街道など。山に留まらないのも魅力的です。
ただ地図は広域ではないので、寄り道する予定があれば、この情報だけでは足りない人もいるかもしれません。2016年の情報なので、最新の状況は確認しておいたほうがいいですね。
初心者向けといいながら、ホントの初心者からしたらそうでもない山が載っているガイド本もたくさんあるので、最初の一冊におすすめです。
個人的おすすめ度
★★★★☆