栂池から小蓮華山・白馬岳を経て白馬山荘へどうにかたどり着きました。私はコースタイムから遅れての到着でした。反省点は過去の記事にも書いております。
何とか無事到着をした後の、白馬山荘から望む景色は格別でした。白馬山荘内部の様子や、泊まってみた感想、事前に知っておくとよさそうなことをまとめましたので紹介します。
白馬山荘の外観
白馬山荘の内観
白馬山荘の内観の一部を紹介します。
個室(2人部屋)
ひとことで言うと「狭い」。2畳しかありませんので、布団を敷けば歩く場所はなくなるほどの狭さです。しかし荷物を置くスペースもありましたので、入ってみれば快適にすごせました。布団は羽毛布団でかなり贅沢かと思います。夏場だとちょっと暑いかも? 気づいたらシュラフカバーのみで寝ていました。
大部屋でも新型コロナ対策で間隔を広くとるなど、収容人数を制限しているので、快適に利用できると思います。次に行くなら大部屋を選ぶかな。
白馬山荘の夕食・朝食
白馬山荘の夕食です。ごはんと味噌汁はおかわりできます。温かいほうじ茶が置いてありました。これがおいしい。
白馬山荘の朝食です。
白馬山荘から見る景色
信じられないような景色が広がっています。雲の上に浮かんでいるような感覚です。説明もできないので写真をどうぞ。
白馬山荘に泊まってみた感想
総じて大満足でした。気になる点といえば宿泊料金がお高めのところでしょうか。
よい点
- ロケーションが最高
- ごはんがおいしい
- スタッフの接客もよい
- 対応がシステマチックでスムーズ
- 相談員がおり、ルートの相談にも乗ってもらえる
- 談話室に漫画や本があり、退屈せず過ごせる
- レストランがある
- アルコールも楽しめる
イマイチな点
- 宿泊料金が高い
- 融通は利かない
- 山小屋マナーが徹底されていない(宿泊者の問題かも)
蓮華温泉ルートで帰宅
同じ道だと不安があったため、蓮華温泉ルートで帰宅しました。こちらはこちらで崩落個所が複数個所あったり、15時45分までの下山が必須だったりと、そこそこ苦戦しましたが、栂池ルートよりは歩きやすいと思います。バス便よりも早く到着すれば、温泉に入って帰ることができます。
白馬山荘Q&A
事前に知っておけばよかった、白馬山荘に関する情報をQ&A式で紹介します。
Qお水はあるの?
お水は水道水を飲むことができます。そのため、水の心配はしなくても大丈夫です。しかもかなりおいしいと思います。
ペットボトルのものは、山頂レストラン「スカイプラザ白馬」の売店で買うこともできます。他にも、お茶、ポカリスエットなども売っていました。ただし山小屋価格です(確か600円くらいだったかと)。そのためか、ほとんどの人は、水道水を水筒やボトルに入れていました。
Qお湯はくれる?
有料になりますが、「スカイプラザ白馬」で買えます。確か、2、300円くらいだったかと思います。ただし水筒を持っていく必要があります。水筒の大きさに寄らず同じ値段でした。同じ費用で沸かしたばかりのお湯をたっぷり注いでくくれます。
Qお菓子は売っている?
お菓子もレストランの売店で種類は多くはないですが、売っていました。
Q朝食は何時から?
白馬山荘の朝食は5時からとなりますが、“先着順”とのこと。4時半には行列ができ始めます。5時に朝食を食べにいくと、大行列でしばらく待つことになりそうです。早く出発したい方は5時前には並んでおくことをおすすめします。
Q夕食は何時から?
17時からですが、到着順で振り分けられるようです。私の場合は到着が16時に間に合わず遅かった(18時頃)ため、20時くらいになりました。
Q翌日のお弁当はつくってくれる?
1,500円で用意してくれます。ただし、パンやカロリーメイトのような栄養補助食品の詰め合わせでした。ホームページによればごはんのお弁当もあると書いてありましたので、早く着けば違うものも選べるかもしれません。個人的にはパンのお弁当にはあまり惹かれませんでした。余裕があれば、自分で行動食を持っていくといいと思います。
Qお酒が飲めるところはある?
山頂レストラン「スカイプラザ白馬」で売っていました。私は温かいココアを頼みました。軽食も売っていました。
Q電波は入る?
docomo系とソフトバンク系での確認となりますが、入る場所と入らない場所があります。まったく入らないわけではありません。ホームページによると、「docomo ◯ / au △ / softbank △」という記載がありました。
Q充電はできる?
20分100円で充電があればできます。常に混みあっているようだったので、モバイルバッテリーを持っていったほうが安心です。
Qトイレ事情は?
汲み取り式のトイレです。水道(洗面所)の前に設置されています。無料です。数はたくさんあるので、すんなり入れましたが、出発前後は混みあいます。臭いは……、汲み取り式なので察してください。
Q新型コロナ対策は?
新型コロナ対策のために、予約必須となっており、人数も通常よりも抑えての営業をしているそうです。もちろん常にマスクが必須です。インナーシーツもしくはシュラフカバー、枕カバー、消毒液、ウェットティッシュを持参する必要があります。不織布のインナーシーツを1,000円で買うこともできます。食堂に入る際には、スタッフの方が消毒をしてくれます。
Q宿泊料金は?
ホームページの費用を確認ください。個室料金はこの金額で泊まれるわけではなく、ご宿泊料金+個室料金の合計額が必要です。