世界で一番登る人が多いといわれる高尾山。確かに何もかもがそろっていて楽しい。もはやここは日本の代表的な観光地といってもいいのですが、何しろ人が多すぎて嫌になってしまうこともあります。
そんな高尾山に行って人の多さに疲れ果てた人におすすめしたいのが、草戸山(くさとやま)。高尾山口から約5分で登山口に到着し、プチ縦走が楽しめる隠れ家的山なのです。そのうえ、物足りない人には小仏城山や高尾山にも行けてしまうというーー。
草戸山への行き方から紹介します。
草戸山へのアクセス
高尾山口駅から徒歩5分ほど歩くと登山道に入ることができます。
Googleマップで見ると、駅を出て甲州街道へ。駅を背にして横断歩道を渡り右手へ進みます。割烹橋本屋さんと峯尾商店の間の道を進みます。
写真で見てみると、橋本屋さんを通り過ぎたところにある細い道に入ります。
少々不安になったところで、看板が迎えてくれます。四辻・草戸峠・高尾駅の看板の差すほうを見てみると…
民家の脇に細い通りが。そう、ここから登山道に入ることができます。なかなか冒険感があって楽しいです。
草戸山・榎窪山のお手軽プチ縦走コース
今回のコースはこちら。
高尾山口→草戸山→榎窪山→三沢峠→泰光寺山→梅の木→高尾山口
合計5時間12分、休憩時間49分、距離9.6km
私はゆっくりなので、通常の方だと4時間程度で歩けると思います。距離は長いですがさほどきつくはなくハイキングに近いコースです。
草戸山の登山道のレビュー
雰囲気をお伝えするため、登山道の様子をご紹介します。
民家の脇を抜けると、すぐに登山らしい細い道が現れます。
雨の翌日で道はぬかるんでいましたが歩きにくいというほどでもないです。最初は登りが続きます。
下記のような木に囲まれた風景が中心の道が続きます。
草戸峠に着きました。丸太に座れるようになっているので、ここで休憩をとることもできます。
送電線鉄塔の脇を通って歩きます。
草戸山に到着しました。
景色はうーん、こんな感じ。すごく見晴らしがいいという感じではないです。
榎窪山へ向かいます。
愉快なヘビとハチ。よくわからないテンションなので、確かに注意したほうがよさそう。
榎窪山に向かう途中に休憩所がありました。
城山湖が見えます。
右手に進みます。
階段を登って榎窪山へ。
着きました。が、ベンチがあるのみです。
三沢峠へつきました。ここでお昼にします。椅子とテーブルが2つずつですが、タイミングがよく空いていました。
ここから他の道を目指す方法もあります。大垂水・小仏城山方面へ向かいます。
威圧感すごい鳥がいました。チェーンソーでつくったらしい。
泰光寺山に着きました。看板がなければ見落とすところでした。
ここで「山下」方面へ。急な苗字感を出してきました。下山します。
唯一の怖かったポイント。前日の雨と苔ですべり、老朽化で揺れが激しく、高さはないのですがいろんな意味で怖いです。一人ずつ渡ります。
以上草戸山のレポートでした。
草戸山の注意点
静かに登れる草戸山ですが、注意点が2つあります。
- 途中にトイレがない
- 飲食店もない
高尾山に来るのと同じノリで来るとしんどいと思います。食料はしっかり持っていき、念のための携帯トイレが必要です。
草戸山まとめ
- 高尾山口から登れてアクセスがよい
- 高尾山と比べて混まない。静かに登ることができる
- 登山道の途中にトイレや茶屋はない
- プチ縦走気分で複数の小さな山や峠を歩くことができる
- 展望はさほどないが自然は楽しめる