山で飲むコーヒーは好きですか? 私は大好きです。トイレが近くなるのでコーヒーや緑茶など、カフェインを多く含むものは禁物といいますが、おいしいものはおいしい。だから仕方がないのです。私は低山でコーヒーを楽しむようにしています。
山で飲むコーヒーは同じ豆でもおいしく感じます。今日は登山などのアウトドアの際に、コーヒーをおいしく淹れる方法、手軽に飲めるおすすめのコーヒーを紹介します。
おすすめは個包装のドリップコーヒー
個人的に、便利さとおいしさを兼ね備えた一番おすすめのコーヒーは、個包装のドリップコーヒー。一杯分で飲めるタイプです。ドリップコーヒーはあえて、豆が違うものを持っていきます。
![よく持っていくセットです。KEY COFFEEがお気に入り](https://tanukichitozan.info/wp-content/uploads/2020/05/35277-1024x768.jpg)
いろんな豆がセットで売っているタイプがおすすめです。 普段飲んだことがない豆を楽しめるのもいいですね。
![たぬ吉](https://tanukichitozan.info/wp-content/uploads/2020/04/tanukichi-150x150.jpg)
友人と登山に行くなら、たくさん持っていくと「どれにする?」と盛り上がるよ
手軽に楽しむならインスタントコーヒーが便利
インスタントコーヒーは後始末に困らない
![コンビニでも売っているインスタントコーヒー。カップ付きです](https://tanukichitozan.info/wp-content/uploads/2020/05/35276-1024x768.jpg)
甘いカフェオレやちょっとほろ苦いコーヒーなどさまざま味やフレーバーが出ています。ブラックコーヒーが苦手な方は、インスタントコーヒーが手軽でいいかもしれませんね。ゴミが出にくくて、後始末に困らないのも魅力です。
ティーバッグならぬ、コーヒーバッグもある
紅茶のティーバッグと同じようなコーヒーバッグもあります。
![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/1b6ff3e4.7f9cdd49.1b6ff3e5.2152aafe/?me_id=1334427&item_id=10000228&m=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fmarketbasket%2Fcabinet%2Ffoods%2Fdrink%2Fmikeneko-coffee01.jpg%3F_ex%3D80x80&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fmarketbasket%2Fcabinet%2Ffoods%2Fdrink%2Fmikeneko-coffee01.jpg%3F_ex%3D300x300&s=300x300&t=pict)
水筒を持っていき、手軽に飲むときに便利でした。頂上でお湯だけ沸かして、さっと注ぎ、パックごと水筒の中に入れて閉じてしまえば、こちらも後始末の心配がいりません。ただちょっと薄いかな…。少し時間をおくと、いつものコーヒーに近い味でした。
私が買ったのはこちらです。やさしい味わいです。
こだわるならコーヒーミルで挽きたてコーヒーを
もし挽きたてにこだわるなら、コーヒーミルで豆から挽いてみるのはいかがでしょう。粉をこぼさないように気を付けて。
![コーヒーミルで豆を挽いてから飲むコーヒーもおいしい](https://tanukichitozan.info/wp-content/uploads/2020/05/1900614_s.jpg)
力がいりますが、ガリガリ削りながらすごす頂上も、きっと楽しいですよ。
ドリッパーは、コンパクトに折りたためるタイプがたくさんあります。特にMUNIEQ(ミュニーク)のTetra Dripは小さくなりすぎてすごいです。ペタンって平面にたためます。
![](https://tanukichitozan.info/wp-content/uploads/2020/05/61CGtNhSFFL._AC_SL1000_.jpg)
ユニフレームのバネの形のドリッパーも有名です。
個人的にsnowpeakのは、楽しかったけど不器用なのでちょっと使いにくかったです。
おいしい山コーヒーの淹れ方
おいしい山コーヒーの淹れ方を個包装タイプと、ドリッパータイプに分けてご紹介します。
個包装のドリップコーヒーの場合
![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/1b70200f.1c3f7d43.1b702010.fa9f4a9f/?me_id=1367916&item_id=10000002&m=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fdripcoffee%2Fcabinet%2Fit01%2Fdcf-drip600.jpg%3F_ex%3D80x80&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fdripcoffee%2Fcabinet%2Fit01%2Fdcf-drip600.jpg%3F_ex%3D300x300&s=300x300&t=pict)
まず、お湯を沸騰させます。1杯分の目安は140cc程度。まあ登山なのでおおざっぱでもいいでしょう。
![プリムスのノーマルガスとパワーガス。標高に応じて使い分けましょう。私は登山のときは基本的にパワーガス。キャンプのときはノーマルです](https://tanukichitozan.info/wp-content/uploads/2020/05/DSC_0050-1-300x225.jpg)
粉全体がお湯を含むようにかけたら、そのまま10秒くらい置いて蒸らします。これがとても大切です。粉が蒸されてふんわり膨らんできます。
![お湯を粉全体が含むようにかけます](https://tanukichitozan.info/wp-content/uploads/2020/05/35600-1-1024x768.jpg)
![10秒じっとがまん](https://tanukichitozan.info/wp-content/uploads/2020/05/35601-1024x768.jpg)
2~3回に分けて分量のお湯を注ぎます。
![少しずつお湯を足していきます。アクとなる泡が見えてきました](https://tanukichitozan.info/wp-content/uploads/2020/05/35602-1024x768.jpg)
お湯をゆっくり注ぎきったら最後の一滴が落ちるを待ってから、香りを楽しんでいただきましょう。
![できあがり](https://tanukichitozan.info/wp-content/uploads/2020/05/35604-1024x768.jpg)
ドリッパー+ペーパーフィルターの場合
![ドリップ+ペーパーフィルターの場合。クッカーと軽量のドリッパー](https://tanukichitozan.info/wp-content/uploads/2020/05/3207703_s.jpg)
続いて一般的なハンドドリップでペーパーフィルターを通して淹れる方法です。コーヒーの粉は1杯10g程度。あらかじめ使う量を計っておくと便利ですが、目分量でざっと入れるのもいいでしょう。
ドリッパーにフィルターをセットし、お湯を沸かします。
沸騰させたお湯を粉に含ませたら、20秒ほどそのままにして蒸らします。個包装タイプより少し時間が長いのがポイント。じっと粉が膨らんでいく様子を見つめましょう。
ここから少しずつお湯を足していきます。お湯は「の」の字を書くようにまんべんなく入れましょう。コーヒーの壁がフィルター周囲にできます。この壁を超えないように、壊さないようにして、お湯を入れましょう。
![ドリップコーヒーは壁を超えないように注意](https://tanukichitozan.info/wp-content/uploads/2020/05/2770029_s.jpg)
泡が残っていたら、アクとなる雑味が残った証拠です。あとはおいしくいただきましょう。
こだわりのマグカップで雰囲気を出そう
こだわりのマグカップで雰囲気を出しましょう。私はモンベルのシングルマグか、持っても熱さを感じにくい、スノーピークのシングルマグを持っていくことが多いです。
![スノーピークのチタン製ダブルマグ](https://tanukichitozan.info/wp-content/uploads/2020/05/スノー―ピーク.jpg)
![モンベルのシングルマグ](https://tanukichitozan.info/wp-content/uploads/2020/05/admin-ajax.jpg)
シェラカップや余裕があれば木のマグカップもかわいいですね。
重くて余裕がないときは、シリコンの折りたたみ式のお皿を持っていくこともあります。
![たぬ吉](https://tanukichitozan.info/wp-content/uploads/2020/04/tanukichi-150x150.jpg)
コーヒーが冷めたからといって、私のように、うっかりダブルマグを直火にかけないようにね
ドリップコーヒーには1個だけ注意点がある
山で飲むドリップコーヒーは最高ですが、1つだけ注意点があります。それは、使い終わった後の粉やペーパーフィルターから、水分が出てしまうこと。
そのため、しっかり封をしておくことが大切です。飲み切ったつもりでも、水分が垂れてザックの中身に悲しい惨劇が起こることもあります。
![たぬ吉](https://tanukichitozan.info/wp-content/uploads/2020/04/tanukichi-150x150.jpg)
ジップロックなど、蓋が閉まるものをごみ入れに使うと安心だよ
インスタントコーヒーはこの点では問題ありません。
山で飲むコーヒーは本当においしい。登山に行けるようになったら、おいしい山コーヒーを楽しみましょう。まずは自宅から。