河口湖から車で10分ほど、山道を登っていくと突如現れる、小さなキャンプ場が「Retreat camp まほろば」です。富士山ビューがすばらしく、かわいくてきれい。設備がここまで整ったキャンプ場は少ないのではないでしょうか。Retreatの意味は複数ありますが、おそらく「隠れ家」ではないかなと思います。本当に「隠れ家」という言葉が似合うキャンプ場です。詳しく紹介します。
「Retreat camp まほろば」へのアクセス
河口湖駅から車で約12分、約5.3kmほどの距離にあります。今回公共交通機関で行ったので、タクシーを利用。駅からおよそ2,000円ほどで着きます。
Retreat camp まほろば
山梨県南都留郡富士河口湖町河口 山宮2552
以前は旧山宮キャンプ場という名前だったようです。ナビで見つからなければこの名前で探してみるといいかもしれません。タクシーの運転手さんによるとここ数年のうちにいろいろな建物ができてきたそうです。
買い物はどこでする?
車を持っている組はいいですが、いない組だと不安なのでは。今回は河口湖駅から歩いて「スーパーマーケット高田屋」に行きました。駅から約450m、徒歩5分ほどです。営業していればお肉屋さんに寄ってからスーパーに行くルートをおすすめします。お肉屋さんは量り売りができるので、いろんな種類のお肉が食べられますよ。馬肉もあるそうです。
肉のささき
山梨県南都留郡富士河口湖町船津3462−5
スーパーマーケット高田屋
山梨県南都留郡富士河口湖町船津3860
ここはホテル?と問いたくなる設備
シャワールーム
シャワールームから紹介します。外観はとてもきれい。

リノベーションしたような木の味わい深い色合いと白のコントラストがかわいいです。入口には、消毒液が置いてありました。
中に入ってみます。
シャンプー、リンス、ボディーソープらしきものがそろっていますね。これは珍しい。

ん?タオルがある。足を拭く用だと思いますが、ちょっと目を疑いました。ホテルのようですね、ここは。
ひええ、ドライヤーがある。ティッシュ、コットン、綿棒までそろっていますね。ドライヤーは持っていくと重いし、寒い時期のキャンプにはかなりうれしいポイントです。

トイレ

トイレは個室のみで女子が2つ、男子が1つ。もともと小さいキャンプ場で、トイレ付きのお部屋もあるので、そこまで必要ないのかもしれません。男子1つは個人的にはひやひやしてしまいます。行ったときには誰かが入っていることはなかったので、大丈夫ですかね。トイレにも小さな消毒液が置いてありました。清潔なトイレでしたよ。
キッチン
撮影し忘れてしまったのですが、キッチンがすごくて。お湯が出ます。食器用石けん、スポンジ、たわし、さらに焦げ付きを取れるスクレーパーまでありました。水切りが置いてあり、特に何か洗い物用に持っていくものはないです。食器用の洗剤は、環境にやさしそうな泡立ちのものでした。
注意点としては、お水は煮沸しないと飲めないそうです。受付で水を売っていましたが、2リットルタイプのお水が1本しかない状態だったので、どこかで買っていったほうが安全かもしれません。
物販やゴミ捨て場
薪や炭は受付で売っています。薪は細いタイプと太いタイプがあるので、鉈や斧を持っていかなくても大丈夫です。ビールやジュースもあります。
ゴミも捨てられます。灰捨て場もありました。ゴミはいいのってぐらい仕分けしないので、逆に不安になりました。ペットボトルも燃えるゴミという…。
お部屋の種類と内装
まず、私たちが泊まったのは、スモールハウス。いわゆる小さなコテージのようなおうちです。

焚き火ができる専用テラスがあり、そこから富士山が望めます(晴れていれば)。

定員は3名(3名だとちょっと狭そう。2名の方がいいかも)。電源があり、冷暖房完備です。お部屋にはお布団もあるんですよ。シーツも置いてありました。

トレーラーハウス
他のお部屋は中には入れないので、外観だけ撮りました。

デッキ
FUJIVIEWデッキとLAKEVIEWデッキ。こちらも外観だけ。

このデッキからの声は少し響くように感じました。高台になっているので、上からの音が下に反響してしまうんです。ですが、富士山はきれいに見えそうですね。
テントサイト
一番うらやましかったのは、実はキャンプエリアのMt.Fujiオートサイト。人通りは多少あるものの、富士山が見えやすく、車を寄せて使っていて、楽しそうに見えました。

プライベート空間を重視したい方は、テントサイトやプライベートオートサイトがよさそう。テントサイトにはソロキャンの方もいました。確かにここなら邪魔されずに過ごせますね。キャンプ場も小さいので声もそこまで気にならなさそうです。最近ときどき耳にする、盗難もこの規模なら心配ないのではないでしょうか。
お肉を焼きましょう
松ぼっくりがたくさん落ちていました。こちらを拾って燃料替わりにして、火を熾します。お肉を焼きましょう。

秋なのでナスも焼きましょう。

すき焼きもつくりましょう。

朝はメスティンでお米を炊き、フライパンで鮭を焼きました。さらに目玉焼きとベーコンも食べた。リッチな朝食でした。

Retreat camp まほろば まとめ
Retreat camp まほろばの印象をまとめました。
- 清潔感があり、設備が充実したキャンプ場
- こじんまりとしていて、静かにすごしたい人にはぴったり
- ソロキャンにもよさそう
- 建物のデザインもかわいくてどこか懐かしい
- 歩いて行ける範囲にさほど見どころはないので散策には向かない
デッキに騒ぐ人がいない限り、通常のキャンプ場に比べて静かに落ち着いて過ごせそうです。キャンプ場で遊ぶというよりは、自分と火と向き合う時間を持つ場になりそう。一切ストレスを感じない、隠れ家キャンプ場でした。

この記事で登場した道具たち