文系登山者におすすめ「低山手帖」の感想・レビュー

登山

低山トラベラーの大内征さんの話を直接聞く機会がありました。大学やラジオなどで活躍されていますが、お人柄も魅力的な方です。すっかり惹かれてしまいました。記事は目にしたことはあったものの、書籍も読んでみようと思って手に取りました。

この本が向いている人

文系登山者に向いている本だと思います。

  • 無理をしない山登りをする人
  • 歴史・民話好きな人
  • 神社やお寺が好きな人

著者プロフィール

著者:大内征さん

土地の歴史や物語を辿って各地の低山を歩き、自然の営み・人の営みに触れながら日本のローカルの面白さを探究。ピークハントだけではない“知的好奇心をくすぐる山旅”の楽しみ方と、歩いた山とその土地の魅力について、文筆と写真と小話で伝えている。

NHKラジオ深夜便「旅の達人~低い山を目指せ!」レギュラー出演中。著書に『低山トラベル』、『とっておき!低山トラベル』(ともに二見書房)、『低山手帖』(日東書院本社)、共著に『地元を再発見する! 手書き地図のつくり方』(学芸出版社)など。宮城県出身。

書籍の概要

出版社

日東書院

価格

1,500円+税

発行年月

2019年4月25日発行

ページ数

189ページ

文調

だである調

モノクロ

写真やイラスト/図解

挿絵がひとつの山に1つ

写真やイラストはほとんどなく、図解もない

この本を読んでできること、分かること

分かることは大きく2点です。

  1. その山が持つ歴史や背景がざっくり分かる
  2. 著名ではないが魅力を持つ低山を知ることができる

よくあるガイド本ではありません。普段登っている山が持つ物語が見えてきて、好奇心が刺激されます。

感想

この本には写真はひとつもありません。そもそもこの本を携えて山に登るのは不可能です。にもかかわらず、不思議と登りたい山が見つかります

ひとつひとつの山の紹介は6ページほど。山が持つ背景や歴史がさらりと綴られています。文系には楽しめる要素が多いのではないでしょうか。また、ノスタルジックで斬新な言葉づかいはどこか懐かしい気持ちにさせてくれます。

たとえば「沖合いに浮かぶ神の島」「琵琶湖に浮かぶ滋賀県の最高峰」「たゆたうぼくらに、いよいよ岸から離れる時間が訪れる」。

この人の手にかかると、自分が登った山が同じ山とは思えないほど、奥深く魅惑的なものに見えてくるから不思議です。

むしろ山に追いつけていなかったのは、インプットの足りていない自分のほうだったかと、気付かされました。

良質な短編小説集を読んだあとのような読後感でした。雨の日の読書にいかがでしょうか。

歴史好きな文系登山者におすすめの一冊です。

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