私は今まで、マーモットのサコッシュを愛用していました。軽くてポケットに忍ばせることができるほどのサイズ感がとてもいいのですが、いつからか手元に持っておきたい荷物が増え始め、入らなくなってきました。無理やり入れると、形状が崩れます。
大容量なサイズのサコッシュが使いたい時に備えて探した結果、行きついたのがロウロウマウンテンワークスのサコッシュ「旅チビトート」(TABITIBI)でした。なぜ「トート」なのか。その理由は後で分かります。
「旅チビトート」のここが好き
「旅チビトート」の好きなところをレビューします。
容量が変えられる
サイズは横27cm x 高さ19.5cmと一般的なサイズ。それがなんと1リットルから5リットルまでサイズが広がるというから驚きです。秘密は、底の部分にあるマジックテープ。
容量が小さいときは閉じておき、荷物が増えたら開けます。2センチから14センチに一気に拡張できるのです。さらに上のファスナー部分も飛び出て容量を増やすことができます。
手で持ちたい荷物が多くなりがちな私にとって、容量可変が1番のポイントでした。
足に干渉しないくらいまで紐が短くできる
ショルダー部分がかなり短くなるので、ザックや足に干渉しない高さまで上げることができます。
サコッシュは足に干渉してわずらわしいけど、ウェストポーチはウェストベルトの邪魔になるから嫌だという方は、解決策になるかもしれません。登山中はボディバッグに近い使い方ができます。
この使い方が快適さを実感できるポイントで、私はかなり好きです。
紐の長さ調節をするアジャスターの位置も絶妙で、干渉しない位置にあります。アジャスターがザックと背中の間にあって気になるサコッシュもありますが、この子は気にならないのです。
紐が外せてトートバックになる
ショルダー部分の紐は外すことができます。つまりトートバック的な使い方もできるのです。これがチビ旅トートの由縁かと思います。
しかしながら、私の場合はあまり外して使うことはあまりないです。
その他細かなよいところ
他にもアウトドアだなあと思わせる、こまごまとしたギミックが効いています。
まず、ファスナーには止水テープもあるので、雨でも安心です。また、使うか分かりませんが、ファスナー部分は笛になるそうなので、いざというときにも役立つかもしれません。
紐を外すと、上にペットボトルを置くこともできるようです。確かにこれだけで旅ができちゃいそうですね。
今では、お山以外でも、このサコッシュを1番使っています。
とはいえ、マーモットも荷物が少ないときやサブバックが欲しいときに忍ばせられて便利なので、現役で活躍中です。
「旅チビトート」のイマイチなところ
もちろん、イマイチなところもあります。
中の仕切りがないので小さなものが行方不明になる
中に仕切りが一切ないので鍵やピアスが行方不明になることがあります。小物を分けておきたいというときには何かひとつ内ポケットがほしかったです。これがポーチを持ち歩かない私にとっては、不便でした。
重い荷物を大量に入れると肩がこる
肩の当たる部分にクッションがあるとよりベターだったなという気もしています。大量に物を入れたときにその方が重さが分散されるためです。
ただそうなると、汗をかいたら乾きにくい気がするので、悩ましいところですね。
買う前に気になっていたこと
洗えるのか
洗えます!というか洗ってます。公式サイトには皮の部分が色移りするかもと書いてありましたが、ガンガン洗っています。登山に行ったら必ず洗っていますがすぐ乾きます。紐部分だけでなく、荷物を入れる部分も、私は色移りはしたことがないです。
身長が低くても大丈夫か
私は身長150センチなので、紐の長さが短くしても長すぎるということがありましたが、この旅チビトートは大丈夫でした。170センチの夫にも使ってもらいましたが、問題なさそうです。
重さは139グラム
実測値で139グラムでした。
チンゲン菜一袋の重さが140グラムだそうです。ピンときませんね。
ほぼ布のようなマーモットの超軽量のサコッシュが42グラムなので、軽量な方ではないかと思います。
どこで買えるのか
まぁ、売り切れでなかなか買えません。実は入手が一番難しいポイントかもしれないです。私も欲しい色は売り切れでありませんでした。実店舗で置いているところで探すのか、ネットをチェックして在庫が出たときを見計らって買うのか、中古などで譲ってもらうのかでしょうか。
ネットで調べたところでは公式サイトは2024年4月29日時点では売り切れでした。アマゾンなども現時点ではお値段高そうなので、やはり実店舗か公式からがいいかもしれません。
みなさんの山旅のよい相棒が見つかりますように。