登山初心者が覚えたい基本マナー10選

山での挨拶 登山

私は、登山初心者の頃に「知っておけばよかった」「知らなくて迷惑をかけてしまった」と反省した経験があります。そこで初心者の自分に教えたい登山の基本マナーを10個ご紹介します。マナーに関するよくある疑問もQ&A形式でまとめました。

登山初心者が覚えたいマナー

登山の基本的なマナーにはどんなものがあるか、紹介します。

歩くときは登る人が優先

  • 基本的には登る人が優先
  • よけるときは山側で待機。谷側にいると滑落や巻き添えの可能性もあるため
  • ただ絶対にこの通りではない。余裕がなければ「お先にどうぞ」と声がけをして譲るなど、臨機応変な対応を

すれ違う人と挨拶をする

  • すれ違う人と挨拶を交わす
  • 挨拶は「こんにちは」が多い。他にも「お先にどうぞ」「ありがとうございます」「あと少しですよ」など、会話を交わすことも
  • 挨拶をすることで、気持ちよく山登りができる。万一遭難したときに記憶に残ることにもつながる
挨拶の嵐になる予感
どこまですればいいのか迷う大軍への挨拶

ゴミは山に捨てずに持って帰る

  • ゴミは捨てられないので必ずゴミ袋を持っていく
  • ゴミを見つけたら拾って山に恩返ししよう
  • カップ麺などのお湯やゆで汁を流してはいけない
  • お皿や鍋も洗えないのでふき取ってゴミとして持ち帰る
食べた後の鍋類は洗ってはいけない
食べた後の鍋類は洗えない

登山道から外れてはいけない

  • 登山道から外れてしまうと、貴重な植物を踏んでしまったり、思わぬ事故につながることも。登山道から外れないこと

植物は触らない

  • 高山植物を触らない、傷つけない
  • 木の根もできれば避けて歩くほうが望ましい

トイレは自然に配慮して利用する

  • チップトイレを利用するとき用に小銭を持っていく
  • 携帯トイレを持っていき、自然を汚さない
  • ティッシュが流せないトイレがあるので注意(紙は持ち帰る、ゴミ箱に捨てるなど)

落石したら「ラク」と叫ぶ

  • 上から「ラーク!」という声がしたら避ける。石が上から落下してきた合図
  • ゴルフでいう「ファー!」と同じノリ

周囲の音が聞こえるようイヤホンをしない

  • 周囲の音を遮断してしまうイヤホンは付けない
  • クマよけのためにラジオをつけながら歩くのはOK

出発、帰宅時間のマナー

  • 早朝出発が基本
  • 山はすぐ日が暮れる。遅くても15時には下山を

とにかく無理をしないこと

  • 山のレベル(グレーディング)を調べ、自分の体力と技術にあった山を選ぶ
  • 途中で疲れたり、調子が悪いと感じたら下山という選択肢も考える
  • 遭難して救助したり、ケガをするほうが迷惑
  • 登山計画書を提出する。インターネットでの提出も可能。メジャーな山だとポストや記入できる場所が用意されていることもある

登山のマナーに関するQ&A

登山に関するQ&A

登山のマナーについて別の角度から見ていきましょう。Q&A形式で疑問に思いがちなことをまとめました。

Q マナーを覚えないと、山に登っちゃだめ?

そこまで神経質にならなくていいと思います。大切なことは山にも他人にも迷惑をかける行為をしないこと。たったこれだけ気に留めておけば、細かく覚えなくても判断できるのではないでしょうか。後は他の人を見ながら学べば十分です。一度失敗をして調べて覚えていくこともあります。

Q 山によってマナーって違うの?

そこまで違いはないように思います。山によっては、火気厳禁、直火禁止、ストック(トレッキングポール)は木の根を傷つけないようゴムキャップを付ける、絶対に木道から下りてはいけないなどが書かれていることもありました。

Q 山小屋に泊まるときに気を付けるマナーは?

まず1点目が到着時間。15時前後がチェックイン時間が多いようです。遅くなりすぎないように気を付けています。

2点目が発泡剤。泡立つものは自然環境への負荷が高いため、基本的にシャンプーや洗顔料、歯磨き粉は使えません。

山小屋ごとに消灯時間、登山靴置き場のルール、食堂でのマナー、乾燥室の使い方など異なります。

Q そもそも登山になぜマナーが必要なの?

マナーが存在する一番の理由は、安全に下山するためです。「平成30年における山岳遭難の概況」によれば、平成30年(2018年)の遭難者数は、3,129人。そのうち、死者・行方不明者は342人となっています。山岳会や山岳部を通じて継承された先輩たちの知恵が、マナーとして残っているのだと覚えておきましょう。

Q 登山のマナー、どこで覚えるの?

人から学ぶ方法には、登山教室、登山サークル、登山ガイドのいるツアーへの参加や、登山道具店の店員、登山に詳しい知人・友人に聞くなどがあります。

しかし周囲に登山に詳しい人がいない場合、頼りにしたいのが登山漫画や登山のハウツー本です。登山漫画は監修者のいるものや、登山の親しんでいる人のものがおすすめです。

ヤマケイオンラインの「登山技術の学びと山岳遭難に関するアンケート調査」によれば、1番多い登山に関する知識の学び方は「雑誌や書籍」「ネットで収集」があわせて8割近くを占めており、人からの技術指導を受ける人は少ないようです。

出典:「登山技術の学びと山岳遭難に関するアンケート調査

登山漫画は初心者がやりがちな失敗をあえてさせて、TIPSに触れてくれます。なかでも「山と食欲と私」はおすすめです。漫画についてまとめています。

体形的に学ぶには、1冊でいいのでハウツー本を読んでおくと安心です。個人的には山と渓谷社の山登りABCシリーズが役立ちました。本についてもまとめています。

神経質にならなくてもいい

マナーを覚えるきっかけは、経験から始まることが一番多いように思います。疑問に思ったことについて理由を調べるか、失敗して調べるか。このいずれかが記憶にも体にも染み込んでいるように思います。

私の場合、失敗して痛い目を見るところからスタートしているので、その後元山岳部の人に聞いたり、自分で勉強したりして知識を得ることにしました。その後、試してみたくなる→微妙に失敗する→また調べるの繰り返しです。

登山のマナーは、神経質になりすぎたり、人に強要する必要はありません。いつも楽しませてくれている山に感謝するつもりで、心遣いを忘れずに安全で楽しい登山を続けていければ、いいと私は思います。

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